お知らせ


『合宿?』

夏休み、全国大会も四天宝寺は3位という結果で優勝は無理だったけど

「全力でやった結果やしなぁ」
「来年の財前と金ちゃんに任せたで!」
「部長はともかくなんで謙也さんに任されなあかんのや・・・」
「ざっ…財前!」

とポジティブ(笑)なやりとりを見る事が出来た
今は終わったことより次期部長の光くんと二年生に上がる金ちゃんに託すという事でまとまっているらしい

「えーっと…合宿はともかくメンツが…凄いね。濃い的な意味で」

思わず緋蝶が苦笑すると周りも同感だと言わんばかりに頷く 
今回の合宿は、青学と氷帝、そして立海と我が四天宝寺だ…あれ、何この夢小説的展開←
…まぁ皆もうちの学校と同じで三年生は後輩に色々してあげたいんだろうね

そう思いながらコテンと首を傾げている緋蝶、そして反対側にいた金太郎が声を張り上げた


「よっしゃー!これでまたコシマエと勝負できるでー!」
「越前くんだからね金ちゃん」

コシマエ発言を毎回ツッコむのは、緋蝶の役割になっていたのでもう気にならなくなっていた

(というか金ちゃんにツッコんだからさっき考えてた事どうでもよくなっちゃったな)

寧ろマネージャー業がハードになりそうで気が遠くなりそうだなと思う緋蝶

「緋蝶、顔色悪いで?何処か痛いん?」
「大丈夫、マネージャー業がハードになりそうで気が遠くなってただけ」

ちょっとした緋蝶の変化にすぐ気付いた白石が心配そうに顔を覗き込んできたがニコリと微笑んで返す

「せやな、他の学校はマネージャーおらへんし…」
「青学からは臨時のマネージャーが数名来るいうてたけど…それでも大変やろなぁ」
「頑張りぃや冷泉ちゃん、頑張ったら一コケシやるで?」
「全力で頑張ります」
『そんなんで何やる気出しとんねん!!』

思わず一斉にツッコんだその言葉の後に深いため息をついた白石は緋蝶に・・・ではなく

「オサムちゃん酷いわぁ、俺が励ます前に緋蝶元気にして」
「男の嫉妬は酷いでぇ白石」
『つーかそこかよ!』

思い切り違う方向についての言葉を切り出したのだった 

・・・今日の四天宝寺も元気にツッコミ入れてます


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