8

急な話だけどさ、昔少女漫画読んでた時に見たネタを思い出したんだ
簡単に説明すると凄い三角関係の話なんだけど、取あえず第一話くらいだったかな
…私としては最初からクライマックスだったねあれ。

いろいろ割愛してざっくりいうとカレカノがチューして
それを見てた男子がその彼女とのチューをチャラにしたいが為に彼氏の方とチューするっていう俺得展開
あれ見た時はあわよくばそこから何かが芽生えてそっちでくっついてほしいと思ったね
少女漫画に求めるものじゃないよね、あはは。
でも今思うとあれのおかげで目覚めてしまった感は否めない…



さて問題です、どうして私はこんな話を急にし出したのでしょーか 

わからない?私がどうしてこんな話をし出したのかわらない?



「っ…!」

「幸村っお前!」


そしてどうして彼の名前が叫ばれてるかわからない?


「ゆ、ゆっきー…?」

「ありがとうちゃんとのちゅーゲット、関節だけど」


そろそろわかったと思うんだけど、そういうことだよね。
悪びれもなくべーっと舌を出したゆっきーはそりゃ悪戯っ子のような感じでしたよ 

取あえず私が言えることと言えば…ゆっきーグッジョブ!!!
たとえそれが私の関節ちゅーを奪うものだったとしても私は嬉しいよ!

まさか彼がホントにネタを提供してくれるなんて!


関節っていったって拭けば何ちゃないことなのに
彼はあえて雅治くんにちゅーする方を選んでくれたなんてホントその発想ありがとう!


「ゆ、幸村お前さん…なにするんじゃ…」


泣きそうな勢いでぷるぷるする雅治くんが私的にすごいツボにはまった 
おい、お前やはりネコだな!?初対面でタチだと思った私は考えを改めるよ!


「だってこうでもしないとありがとうちゃんのファースト奪えないじゃん俺がありがとうちゃんの初めて貰うはずだったのに」


え、そうだったのゆっきー!?
さっきから妙に可笑しい展開だと思ったけどゆっきーはあれか、私にフォーリンラブなのか!?


「この際だから言うけど俺ありがとうちゃんのこと恋愛方面で好きだからね」

「私はライクなのですが」

「ふふ、わかってるよ」


ですよねー 

なんてこった…どうせだから私じゃなくて周りの子たちに目移りしてよゆっきー


.


9/42

*prev next#
目次