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「なんだ、騒がしいと思えばお前たちか」

「朝から元気だなお前ら…」

「仁王と丸井の言い争いを幸村が制した確率100%だ」

「高校生にもなってはしたないですよ」


そうして現れたのは真田くんとジャッカルくん、そして柳くんと柳生くんだ


「全く大声で騒ぐとはたるんどる!それでは小学生と変わらんぞ!」

「っ!」

「大声で説教するのもやめてね真田、ありがとうが驚いてる」

「む、すまん幸村、ありがとう」

「ありがとう、大丈夫?」

「う、うん、驚いただけだから」


私が怒られたわけじゃないのだが大声をあげられるとどうしてもビクついてしまう
キチン街道まっしぐらだな私…


「そろそろ朝練始めるよ」


落ち込んでいる私の肩をポンポンと軽く叩きつつ言う幸村くん、流石です


「赤也の奴はまた遅刻か…たるんどる」

「まずは外周10週から!」


いつもの練習開始の合図に私もすぐに気を持ち直した


「じゃあ私も仕事始め…」

「すんません遅れました!」

「っ!!!」


今のは不意打ちで驚いた…いいもん、どうせビビりでチキンだよ


「遅いぞ赤也!早く準備して来い!」

「はい!」


いつもの元気な様子で駆けてきた切原くんについつい頬の緩みを隠せないまま挨拶をする


「おはよう切原くん」

「はよっすありがとう先輩!」


そう言って彼から熱烈なハグを受ける、これは驚かなかったよ! 
彼のこれは毎日の恒例行事のようなもので寧ろ最近ではこれがないと一日が始まった気がしなくなってきてる

…といってもこれもファンの子に見られたら確実に私が終わるだろうけどね!


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