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「古文で考えてください」

「古文?」

「文法の例で言うとこの本を借りていいですか?が、借りていいですかこの本、的な」

「んー…倒置法?体言止め?」

「倒置法であっとります」


この会話で既に私は力尽きそうだ。

なんなんだこの野郎、英語ただでさえわからないのになんで文法なんて使いやがるんだ!
…まぁ言語だから仕方ないんだけどさ、私にこんな高度なものも止めるなんて鬼畜すぎるよ

しかも英語二科目あるし!
もう一個の方は教科書の本文覚えればなんとなくできそうだけどこっちはそう言う問題じゃないからね
文法パレードだしね…嫌になるよ本当に


「ありがとうさん、暗記と同じで文法覚えてしまえば意外と簡単ですよ」

「そうなの?」

「おん、後は…ありがとうさんが単語をひたすら覚えるしかないっすね」

「…心得ています」


その事に関しては頭が痛いほどだ、単語がわからなければ問題を解く以前の問題なのだが…
既にパンクしそうな頭を軽く抑える、今なら頭痛が痛いと言っても許されそうな気がする。

ちらりと前を見ると金ちゃんが同じ状態になっていた

…仲間がいる、それだけで頑張れる気がする。


そんなもっともらしい事でも考えていないと英語には太刀打ちできない気がする

その日は午前から集まって夕方まで勉強し続けた
私もいつもの付け焼刃以上になんとなく力がついたような…気はした



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special thanks 未沙都様 読者様
このお話は未沙都様のみお持ち帰り可能です

s.p.
わからないくせに英語にしたせいでグダグダで長ったらしくてすみません
更に英語にしたせいで財前くん贔屓ですみません
私が倒置法と体言止めがごっちゃになってるので説明しきれてなくてすみません
というかテスト期間絶対終わってますよね、遅くて本当に申し訳ありません。

未沙都様のみ苦情も受け付けてます!


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