「ちゃう言うとるやろ白石!」
「馴れ初め…って付き合った時とかの事ですよね?」
「せや!」
「…といっても普通ですよ、告白されてオッケーしただけですし」
「あーそれも聞きたかったんやけど正確にはそうやなくて」
「?」


良くわかっていない5万打感謝に忍足は付け加える


「いつ知り合ったのかとか告白の言葉とか詳しく」
「え…く、詳しくですか…?」


困った様に未だ赤い頬を手で覆う5万打感謝、ちょっと悩んだ様子だったが重い口を開いた


「最初は同じクラスってだけだったんですけどいきなり告白されまして」
「え、仲良くなってとかやないんか?」


そこでずっと会話を聞いていた白石がようやく5万打感謝に質問をした


「はい、いきなりされたので私の方は意味わかってなかったんですけど」
「なんて言われたん?」
「それは…ちょっと秘密です」


苦笑する彼女を見て二人は流石に深くは追及できなかった
5万打感謝はただ告白の言葉が命令口調だったことを言いたくなかっただけである


「光とはネットの友達だったんです」
「チャット的な?」
「はい、私は気付いてなかったんですけど光は気付いてたみたいで」
「なるほどそれで急に告白か…」


珍しいものを見たような顔をする二人に5万打感謝は相変わらずの苦笑を通していた



「で、なんでそれs…いったぁ!!」


バシーン!といい音を鳴らして教室中に響いた音は忍足の頭からであった



「ちょ、なんn…げ、財前」
「5万打感謝、しゃべりすぎ」
「ごめんね」


そう、苦笑の原因は財前その人が原因だった、実は告白の言葉を聞かれた時くらいからもう戻ってきていたのだ


「…謙也さん次やりおったらぶん殴ります」
「なっぶん殴るておまっ!」
「はいはい戻ろなー」
「ちょ白石ぃ!」


忍足は廊下にまで白石に引き摺られてきた


「謙也、細かい事はわからんかったけど当初の目的は達成しとるやろ」
「まぁ…」
「聞きたいこと聞けたし及第点やろ」
「うーん…まぁ機会はいつでもあるしな」
「…まだ聞くつもりなんかい」


それにしてもこのヘタレ、妙に執念深いものである 
白石は今後も暫くは付き合させられるのだろうなと本日何度目かのため息をついた



special thanks はなこ様 読者様


/あとがき/

初めましてはなこ様、アンケートのご協力、リクエストありがとうございました!
まさかの貴女様で50000…タイミングの神が舞い降りましたねww
予想していなかったコメントに驚きました、こういう偶然もあるんですねやっぱり
お話しの方ですが俺たちの旅はこれからだ!みたいなノリで終わらせちゃってすみません…
というかこれ周りから見れてるのかな、謙也が好奇心でフリーダムに行動してるだけの話になってしまった気がする…


はなこ様からのみこの話の苦情、ご指摘などお受けします


 



/次へが…\ 
使えないんだぜ