「…ん」
「あぁ、ありがと」


光いつの間にか持ってきた飲み物をパソコンの横においてくれた
ちょっと奇妙な光景だが光の家に私がパソコンを持ってきているのだ
彼の部屋で光は曲作り、私はそのイラストを描いている…今回はPVじゃないからのんびり描いてる


「5万打感謝って絵描いてる時どんな絵描いてるか顔でわかるな」
「そ?」
「見なくても笑っとる絵描いとるのわかったし」


そう言われ私は自分の描いてる絵を思わず見てしまった、確かにミクが笑ってる絵を描いている
偶に面倒になったりすると直接デジタルに下書きしてしまう場合があるが今がまさにそうだった


「ミクは描いててすごい楽しいよ」
「そうなん?」
「うん、私女の子専門だから特に髪長い子は描いてて楽しいよ」
「お、おん」
「このスカートとか服もふわっふわなのとかフリルとか」
「5万打感謝」
「特に髪の毛描いてる時が一番楽しい!…で、何?」
「…落ち着け」
「…うん」


そう言われてつい暑くなりかけてたなと苦笑する
私以上に絵がうまい人なんてざらにいるし私は自分の絵に満足したことはない
未だに満足のいく絵が描けた事は無いし、描きたいと思っても思い通りに描けないことの方が多いし…

「5万打感謝、戻ってき」
「ぁ、うんごめん」
「5万打感謝休憩」
「んー」


疲れたーなんていってベッドによっかかって背伸びをする彼の隣に座る
そのまま降ろされた手が私の腰にまわされ密着した、この動作も慣れたものでそのまま彼の肩に頭を乗っける


「ずっと座って作業してると疲れるよね」
「わかる、しかも作業中は集中してて全く苦やないのにふと気づくとどっと疲れが来るんやよなぁ」
「確かに、作業してると周り真っ暗になっても気づかないのにね」

そのことを思うと少し気が遠くなった、私はそのことを考えて鬱になった気持ちを吐き出す様にため息をついた


「光」
「なん」
「…なんでもない」


普段はその疲れを誤魔化しきれずにさらに鬱になるけど彼がいてくれるだけでも結構疲れが吹き飛ばされる気がする


「そう言えば今日って生放送するの?」
「今日はいちゃつく日でええやん」


そう言うとぎゅーっと抱き着いてくるので可愛いなーなんて思って笑ってしまった


「作業しないの?」
「まぁ予告したわけでもないしゆっくりでええやん、昼寝しよ」
「そうだね、じゃあ保存してシャットダウンしちゃお」
「おん」


すると私の方がパソコンに近かったのに光の方が落とす作業が早かった…一体何をしたんだろうか
お部屋デート以前に昼寝デートってなんなんだろう、というか絶対抱き枕にされるだろうな…


「5万打感謝抱き枕」
「…ですよね」


だけど最近では甘えたな光が可愛いので許してしまう自分がいるとりあえずイラストに関しては…明日から本気出す!




special thanks 鈴彩様 読者様


/あとがき/

お久しぶりです鈴彩様!リクエストありがとうございました!そして最後になってしまってすみません><
絵を描いているとき人物だとどうしても同じ表情になってしまうのは私はありがちです
友達もそうらしいのですが実際の所そうなってる人ってどれくらいいるのかなとか思いながら書きました
フリル好きなのもふわっふわなのも女の子専門なのも髪の毛が描いてて一番楽しい全部私です、ごめんなさい
もちろん私はそこまで絵はうまくないですけど絵を描くのは楽しいです
収集着かなくてごめんなさい、甘少なくてごめんなさい、なんか趣旨変わっててすみません←謝りすぎ

鈴彩様からのみ苦情、ご指摘をお受けします 



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使えないんだぜ