―――誰かが生きてく一秒ずつ 言葉にできたならば ―♪
「お?丸井先輩またそれ聞いてるんすか」
丸井がヘッドフォンを首に下げた時にもれた音を聞いて切原はそう言った
「赤也だって聞いてるだろぃ」
「まぁ俺は自他ともに認める白玉ぜんざいファンすから!」
自信ありげに答える切原に丸井はどうだかなぁと笑っているとそんな二人を見て戻ってきた仁王と柳生が不思議そうに見ている
「何の話しちょるん」
「あー白玉ぜんざいの話」
「あぁ、あの笑顔動画で人気のお二人ですか」
「何回聞いても柳生先輩が知ってるのが意外だぜ…」
「いやそれを言うなら真田が知ってる方が驚きじゃろ」
「「確かに」」
声をそろえた皆は家で笑顔動画を見ている真田を想像して一斉に吹いた
笑いが止まらない四人の所に更に追い打ちをかけるかのように聞き馴染みのありすぎる声が飛んできた
「おい貴様ら何を笑っている!もうすぐ休憩は終わりだぞ!」
『ぶはっ…!!』
「な、なんだ!?」
急に表れた真田に余計笑いが止まらなくなってしまったのは言わずとも四人の中では伝わっていた、しかし意味が解らない真田は首をかしげた
だがずっと笑っている彼らを放置するわけにもいかずに一括入れようとした時に誰かの携帯の着信音が鳴り響いた
―――君に出会って みんな出会って ”アタシ”であって良かったよ ―♪
「この声は…白玉!?」
「数える程しか歌ってみたを上げないレアな白玉さんの歌声!?」
「あ、もしもし白石かい?」
「え、しかも部長の!?」
驚きを隠せない丸井と切原、そしてあまりついていけてない仁王と柳生と真田を放置しつつも幸村は話しを進める
「そっちはどうだい、元気でやっているかい?…そうか、ちょっとお願いがあるんだけど」
何かを話し終ったのかよくわからないまま幸村は通話を続けたまま丸井たちの所にやってくる そして通話ボタンを押して皆にも聞こえるようにした
「白玉、なんかしゃべって」
『なんかってなんですか』
「「ええええ!?白玉(さん)!?」」
『どおうぇ!?』
「その変な驚き方何とかならないの」
『改造ポケ○ンの10年後ってやつみてからこの驚き方定着しました』
「え、マジで白玉さん!?」
「さっき白石っていったよな!?四天宝寺に居たのかよ!?」
切原と丸井が興奮したように目をキラキラと輝かせながら声を荒げた
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使えないんだぜ