「疲れた…」
光の部屋に連れてこられ内心は焦っていたが、そういって彼はベッドに寄り掛かるようにして座ったのでさり気なく隣に座る
「お疲れですね光くん」
「女ってよう喋る生き物やな…」
「えーなにそれ」
そうは言うが本気でぐったりしてる光に苦笑が洩れる、だって光そんなに喋ってないし
(それにしても…)
妙な緊張が全身に駆け巡る
光の部屋なんだよね…そう再確認すると緊張もするしついあたりを見渡してしまう
そんな私の様子に気づいたのか光はふっと笑いながら私を見てきた
「音彩挙動不審すぎやろ」
「う、嘘!?」
「ふっ、焦りすぎ」
そういう彼は逆に余裕綽々でちょっと悔しい、意識してるの私ばっかりって感じが凄くした
でもそんなのもお見通しなのかそうでないのか光がポンポンと頭を撫でてくれたのでとりあえずどうでもよくなった
なんか、自分お手軽な人間になったもんだなぁ…
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