「光ちゃんはピアス開けてるんだねー…いいなぁ」

昼休み流れで一緒に昼食をとることになった、俺的には結構嬉しかったけど

「なんや自分も開けたらええやん」
「前の高校は厳しかったから開けられなくて…それと少し怖くて」

怖いてなんやねん、かわええな　

正直今まで結構告白とかされたけど
付き合いたいと思ったこともないし付き合ったこともない

ぶっちゃけ言うとばミクは俺の嫁状態やったし、多分恋なんてしないとおもっとった俺が早々に一目惚れやで、笑えん
一目惚れが一番ありえんとおもっとった今までの自分をぶん殴りたい位今自分の中で葛藤が繰り広げられとる

それ以前に今まで通りやったらきっと全力で落としにかかとったと思う、せやけど今の自分は女
どう頑張っても親友止まりなわけで、どう頑張ってもそういう対象には見られないわけで

「やったらウチが開けたろか？」

自分の事ウチやなんて言う日が来ると思わんかったわ
と思いつつそう言うと奈々緒は嬉しそうに笑った

「ホントに？じゃあお願いしたいなぁ…やっぱり自分じゃ怖くて」

そう言った後奈々緒は嬉しそうに鼻歌を歌いだしそうな表情で俺を見てきた
…めっちゃかわええ、何度でも言うめｔｔｙ（殴

「光ちゃんって結構優しいね」
「ん？」
「私人見知りだし結構周りの目見るタイプだから目立ってる系の怖い子かと思った」

でもそれを正直に言ってくるあたり転校早々俺信用されたんやなと思って嬉しくなった
と同時にやっぱ女子って男と違ってめんどくさいと思った

「なんやねんそれ」
「だって…転校とか初めてだしおめぇの席ねぇから！とか言われたらちょっと」
「それどんなライフｗｗ考えすぎやろｗ」
「そうかなぁ？あとネタ通じて良かったｗ」
「せやで…あれ、奈々緒ってそっち系？」
「んー…引かないでね？」


ちょっと戸惑った様にしてから

「ニコ厨＆実況厨なゲーマーでヲタク入ってますはい…あ、腐女子という前科有りです」

戸惑ったわりには結構カミングアウトしおったなこいつ


.

prev / next