中学入ってそうそう死亡フラグですか
☆
「ばーちゃん・・・?」
「な、なんだい奈々緒」
「・・・これ、どういうことです?」
きっと、今の私は笑顔で青筋をたてている事でしょう
半年後、私は青春学園への入学を果たした
・・・何故か男テニマネージャーというおまけ付きで
「いや私マネジはちょっと」
「女テニにも入る気ないんだろう?」
「うん」
「ならマネージャーやりな」
「えーなんでよ」
「アンタは私の弟子でもあるんだし、居ない時は監督代理やってもらうからね」
「はぁああああ!!?」
監督代理はペスk…手塚だろうが!てか一年が何しゃしゃり出て…!
「何で一年なのに三年生にまで指示出さないといけないの調子乗ってると思われるでしょうが!」
「いやだからそれは…」
「見ろよ…ばーさんが気押されてるぜ」
「恐るべし孫、だな…」
「先輩達、聞こえてますよ?」
「「!!!」」
いや、実はここテニスコートなんです、つまりここレギュラーのコートな訳でして
まだ体験入部まだ何で普通に先輩達がいらっしゃるわけで、皆に会話つつ抜けていたというか
あ、ちなみに今ジャージです、髪は全部下ろしてます、ゴムは左腕常備です
「何故私に押し付けるのですか叔母様」
「アンタが私の孫だから」
「横暴だ!この人ヤダ!」
そう叫ぶとコートの方から「確かにちっと横暴だよなぁ」と桃ちゃん先輩の声、っふ、同情されちまったよ・・・
「竜崎先生、そこまで言うと言う事は彼女は…」
「正直言ってレギュラーともいい勝負だと思うよ私は」
その言葉でレギュラーが一斉に此方を向いた え、なにこれ怖い
「ばーちゃん、買いかぶり過ぎ孫贔屓し過ぎ」
「そうでもないさ、本当の事を言ったまでだ」
ホントヤダこの人、そう呟いて目頭を押さえるとお奉gy…大石先輩がポンと肩に手を置いてきた
「まぁ先生が言う位なんだから、自信を持った方がいいんじゃないかな」
「でもレギュラーっていうのはちょっと…」
いや先輩達もばーちゃんに同意してないでどんどん否定してくれていいのよ
「じゃあ試合してみるかい?」
「・・・え゛」
最悪のパターンキター
「ワタシヨウジオモイダシタヨ、サヨナラ」
「まーちーな」
「っぴゃ!」
思い切り首根っこ掴まれて変な声が出た
「誰か奈々緒の相手しておやり!」
「いやぁああホントに止めてください私死ぬから!!」
若干バタバタするとひょいっと魔王候補の不二先輩に抱っこされた、良く持てますね先輩力持ちですね
「じゃあ僕が相手という事で」
「・・・グッバイ私の人生」
もう序盤から星花火やられた気がするよ勝てる気がしない
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