精神年齢は…ねぇ?
「お帰り奈々緒…ってどうしたんだい顔真っ赤じゃないか」
自分達が泊まって居る部屋に戻ってきてから
スパーンといい音を立てて襖をあけるとばーちゃんが驚きながら声を掛けてきた
「ばーちゃん」
「なんだい」
「…今なら死ねる」
「…もっとよく分かるように説明してくれないかい」
「ストテニで黒髪ピアスのイケメンと仲良くなって、明日のお誘いうけて名前まで教えてくれた挙句に送ってもらった」
「随分わかりやすい説明ありがとう…つまりはあれかい、一目惚れかい」
「ぅ゛」
バシッと言われた言葉に更に顔が熱くなったのがわかった、効果音でいうとポンッ!って感じ
「はは、いいねぇ青春じゃないか!」
「ばーちゃんキャラ変わってる」
「アンタの方が変わってるよ!小6がいっちょ前に恋なんてして」
「ううううもう言わないで恥ずかしくて死ぬ」
それはごもっともだが私の精神年齢はもうピーと修正かかるほどだぞ!
心は永遠の10代だって言い張ってるけど死ぬまで中二病治ってないし今も中二病だしああああああ!
ばーちゃんが座ってる隣の畳の所で寝っ転がって顔を抑えてバタバタと暴れていたらポンポンと頭を撫でられた
「まぁうちの自慢の孫娘だ、皆が振り向くのも無理はないさ」
「…それは、ないと思う」
ばーちゃん、やっぱりキャラ変わってると思うんだ私
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