育ってみたらあらビックリ☆
「ねぇね、ばーちゃん」
「どうしたんだい奈々緒」
「大阪行きたい」
「そりゃ急だね、どうしたんだい一体」
皆様ご機嫌麗しゅう、前世で出来ない事をわかっていながらトリップしたいと思っていたら
いきなりカゲロウデイズのようにトラックにぶち当たってを終えた奈々緒です、あのトラック運転手マジぶっ殺してぇ・・・
そして意外と長続きしたテニプリの世界に来たぜやっほーう!と思ったらまさかの成り代わりでした
最初は苗字が竜崎だったので「これは俗に言う姉転生!?」と思ったら違いました、桜乃ちゃんでした
それに気付いた時は本気で泣きました、心配されない様に隠れて泣きました
私のせいで人が一人死んだようなものだから、桜乃ちゃんは私のせいでいなくなってしまったのだ
・・・しかしだからといって罪滅ぼしに彼女を演じるのはいやでした、というかあんな女の子らしいことできるかって
そう思って数年、私はまだ小6です…否ようやく小6です、来年にはやっと青春学園に入学できます
「なんでも!大阪行きたい!…なんか行ける様なあれないかなぁ」
「そうだねぇ…まぁそろそろ夏休みだし大阪いってもいいよ!」
「嘘、ほんと!?」
「ほんとだよ、あんたがお願いなんて珍しいからね」
「ありがとうばーちゃん!!」
大阪大阪!やっといけるよ!四天宝寺の皆を見つけられたらいいな!
まぁ・・・千歳は途中で転校して来るから見つけることは不可能だけどさ
というか、うん、別に仲良くなれなくていい、我慢できないから先に見ておきたいだけ!
ここにいて東京住まいの青学レギュラーとか何故か氷帝の人達も目撃できた
それは大いに嬉しかったんだけどさ、やっぱり大本命が四天宝寺なわけでして・・・
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