放置部屋 | ナノ


起きてから




彼が私を呼びとめようとした時、見慣れた天井が視界いっぱいに広がり目が覚めたことに気づいた

「……」

凄い、本格的に会話出来たんだけどもう悔い無いよ
出来ればもうカレカノ設定でイチャイチャしたりとかもしたかったけどもう話せただけで十分

「…やっぱりブログに書かなくていいや」

なんとなく、書いてはいけない気がして…否あれはほんとの財前くんだとおもう
大半はそう思いたいだけだけど誰にも言わないなら本人だと思い込んでもいいと思うんだ

とか思い一人調子に乗りつつその日もいつも通りの休日を過ごした


「――― なんやねんアイツ」

標準語やったし周りの女子とはなんや違う雰囲気のやつ
行き成り漫画の話とか言われおるかと思えば
途中で服装に気づいて慌てたり喜怒哀楽の激しいやつやった

「…ま、もしまた会えたらそん時は」

相変わらず無駄に元気やなとでも声を掛けてみるか…まぁ夢やしもうあわんかもしれんけどな


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