放置部屋 | ナノ


似た者同士ってことで



光ちゃんが会計にいった今がチャンスだと思う
彼女が違うものを見てる隙に似合いそうなアクセを探していたのだ

男の姿に戻った時にもつけられる物がいいなと思って
色々考えた結果指輪を上げようという結果に決まった
指輪だったらサイズが合わなくてもチェーンに通してネックレスにできるしいいと思う

大体サイズはこのくらいだろうと目星も付けていたしサッとその指輪をとると
可愛いと思ったピアスを2つくらい持って会計に並ぶ…会計の場所一つじゃなくてありがとう!

「こちらは彼氏にプレゼントですか?」
「ぁ、はい!」

…今彼女だけど彼氏でもあるよね、うん!という発想から頷いてしまった

「別にお包みいたしますか?」
「あ、お願いします…あとチェーンも一緒にお願いします」

よし、これ完璧だろ、どこぞの聖書より完璧だろ

「奈々緒も買ったん?」
「わっ!?」

突然現れた光ちゃんに驚きつつもちらりとレジを見ると包み終わった後で内心安堵のため息をついた
受け取ってから2人でお店を出てカフェに入った

当然の如く白玉ぜんざいを注文する彼女が可愛かった
私は苺のタルトを頼んだ…タルトの下のクッキー美味しいよね、其処単品で食べたいよね←

「奈々緒、それうまい?」
「ん、おいしいよ」
「一口ちょ―だい」
「いいよーはい」

これは所謂あーん(跡部的な意味では無く)というやつだ
友達と昼食をとっている時、当たり前のようにやっていたから気付かなかった

「奈々緒積極的やね」
「友達にもやってたしやられてたんで」
「…何か妬けるわ」

と言いつつもはむっと食いつく光ちゃんが可愛いです

「ん、ほんまにうまいわ」
「光ちゃん、白玉白玉!」
「そんな騒がんでもちゃんとやるわ」

なん…だと…!?
あの光ちゃんが白玉ぜんざいを分け与えてくれる…だと!?

そう思いながら当然の如くあーんをされたのだが友達とやってる時より照れましたマル…あれ、なにこれ作文?


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