性別とかそういうんじゃなくて
※微注意
「…私ね、光ちゃん初めて会った時驚いたんだ」
私の世界ではこの世界の事が漫画になっててね、だからこの世界に突然来た時は驚いた
だけどそれよりも光ちゃんが女の子になってる事に一番驚いたんだ
でも光ちゃんは私が思っている以上にいい人で、私が知らないいい所をいっぱい知る事が出来て嬉しかった
突然一人でこの世界に放り込まれて
頼れる人が居ない私を支えてくれた光ちゃんには感謝が絶えないの
「男とか女とか…性別とか関係なく、私は光ちゃんが好きだよ」
「奈々緒…」
「もし戻れなくて、光ちゃんが一生女でも…好きだよ」
そう伝えると自然と笑みが零れた
好き、その一言は魔法の言葉で、声に出して伝えただけで好きが溢れる
目の前の光ちゃんが愛おしくて堪らない
そうしてお互いどちらともなく口付けをかわした
ちゅっと短いキスをしてから、すぐ口付けられ光ちゃんの舌が入ってきた
「ん・・・ふぅ//」
キスなんて初めてだからどうしていいかわからなくて戸惑っていたけど、
光ちゃんは優しく私の舌を絡めて吸われる
「んぅ・・・っ//」
「っは…奈々緒、めっちゃドキドキしとる」
口をはなした光ちゃんは嬉しそうに胸の上に手を置いた
「…光ちゃんに好きって言われた時から破裂しそうで困ってるんだけど//」
「っ〜奈々緒かわええっ!」
「わぁ!?」
むぎゅーっと抱きしめられてわたわたしてると光ちゃんが耳元て呟く
「奈々緒…ほんまに、女のままでも好き?」
「勿論私束縛酷いから、覚悟しといてね」
「っは、寧ろ嬉しいわ」
昨日開けたピアスの当たりにちゅっとキスをされた
くすぐったさと、幸せな気持ちで私は笑みが零れて仕方なかった
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