放置部屋 | ナノ


部活へご招待



「奈々緒、帰るん?」
「んーちょっと部活見学しようかなとは思ってる…入んないと思うけど」

そう言って少し悩んだようなそぶりを見せる奈々緒に自然と口が動いた

「じゃあ男テニ見にきぃひん?てか来い」
「光ちゃんったら強引なんだから!でもそこに痺れる憧れるー!」
「何言うとんねん」
「私光ちゃんが男なら絶対惚れてたわw」
「っ!…取りあえず行くで」
「流された…だと!?ま、いいか」

特に気にしない様子で付いてくる奈々緒に俺の方は内心穏やかじゃなかった
というか今の発言聞いたら尚更何で今俺女になっとるんやろて凄い苛立ったわ、よく分からへんけどはよ元に戻れや

「ぶちょー」
「おー財前が早く来るなんて珍しいな…ん?その子は?」
「えっと、冬白奈々緒です」
「ウチのクラスに今日転校してきたんスわ」
「俺は部長の白石蔵ノ介言うねん、よろしゅう」
「よろしくです白石先輩」

奈々緒が笑顔で返した時部長の時が一瞬止まったのを見逃さなかった…部長、アンタ敵か

「でも来て大丈夫だった?邪魔じゃない?」
「全然、見てるん落ちつかんかったらウチと一緒に行動してもええで」
「え…財前がデレとる…やと!?」
「…俺出れられた事無いんやけど?!」
「部長、あと謙也さん訳わからんこと言うの止めてくれます」

取りあえずキモイから止めてくれと思った

「奈々緒、あの人はヘタレスターの異名を持つDTやから近づいたらアカンで」

そう言うと奈々緒は若干可哀想なものを見る目で謙也さんを見た、ざまぁww

「口悪っ!てか悪印象つけるの止めや!」

煩い黙れ、謙也さんなんてヘタレスターで十分や 

「光ちゃん、マネージャーて何するの?」
「えっとな」
「変わり見早っ!」
「一日で手懐けるとは…奈々緒ちゃんやりおるな」

なんや先輩らまだ話とったけどスルーやスル―

取りあえず奈々緒に色々教えたろ、なんか目茶苦茶やる気やし


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