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彼女は何かと私を気にかけるようになってくれた そしてあの孤児院から連れ出してくれた
それでも私は怖かった、人間不信の私には彼女を信じることも出来なかった でも彼女は言った「まずは私から信じてみなさいよ」って
最初は嫌々連れ出された感じだったけど 彼女は本当に私を気にかけて、私を一番に優先してくれた
私は父が死ぬ前母を思い出した…ああ、こんな感じだっけ?そう思った 久しぶりに人の温かさに気付いた瞬間だった
それでも周りを信じることは出来なかった だって、人は平気で嘘をつくから、義理の父のうように表でいい顔して裏では私をいじめるから 私は明日ちゃんに依存した
怖かった、裏切られるのが 傍にいて欲しかった、でも私も何時までも子供じゃないから…学校では距離を取った でも違う人と仲良くなって、知らない明日ちゃんが日に日に増えて… 私の事を置いてどんどん遠くに行ってしまう明日ちゃんに振り向いて欲しかった
私にただ一言「大丈夫だよ」って、言って欲しかった
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