桑原+@で誕生日





「ねぇ、なんで俺らここに連れてこられたの」

「さぁ…俺にはさっぱりだ」

「なんだ、君も聞かされてないんだ…全くあの人達何するつもりだろ」



やぁ、俺だ、ジャッカル桑原だ 

いつも丸井やら幸村やら…ぶっちゃけると皆にこき使われてる俺だが
そこにいじり愛が混ざってるもわかってるから大きく出れないというところもある

そんな俺は何故か不動峰の伊武と別室に連れてこられたなう 
…すまない、皆が使うものだからひっそりと使ってみたかったんだ


「それにしてもなんなんだろうな、俺も練習したいんだけど、なんなの?嫌がらせか何か?」

「…嫌がらせではないと思うぞ」


こいつ、異様にやり辛いんだが…俺の周りにはこんなタイプの人間はいなかったからというのが大きいだろう
寧ろ立海には真逆のタイプがそろっていると言える 

とはいえタイプの中でも更に癖のあるタイプだろう…俺はこういうタイプの奴は初めて見たぜ


あ、言い忘れたが今は時期外れの合宿中なんだ、だから不動峰の奴もいるんだ



「二人ともお待たせー!」

「お待たせしちゃってすみません」


そう言ってはいって来たのは俺らの所のマネージャー茜と不動峰でサポートしてる橘の妹だった
登場した二人に散々ぼそぼそ言ってる伊武を苦笑やらで簡単に受け流して二人は満面の笑みで俺達に行った


「「二人とも、お誕生日おめでとう!」」

「「…は?」」

「もしかして忘れたたのかよジャッカル?」

「今日はお前らの誕生日だぞ」


そう言ってはいって来たレギュラー陣、橘が何故か嬉々とした様子でケーキ(二人分)を持ってきた


「お前ら、俺らの手料理もあるから遠慮するんじゃないぞ!」



なるほど、異様に嬉しそうな表情をしていたのはそう言うわけか
伊武の奴も別に祝ってもらいたかったわけでもないしとかぶつぶつ言ってるけど心なしか嬉しそうだ


後日この誕生日会をやる計画の為に合宿が開かれたと聞くことになるのだが、この時の俺と伊武は知る由もない



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