となりのチトセ(+エクスタピアス)
「トト○!!トト○ばいる!」
「千歳ーテレビの前に立ちはだかるのやめやー」
ガシッとテレビをつかみ取る勢いで前を陣取る千歳に白石がぶれない笑顔で言い放ち返事の代わりに笑いが返ってきた
「はっはっはっはっはっは!!」
「!?」
「急にどないしたんや!?」
これには流石の白石も驚いて口元が引き攣りそうになっている、引き継ぐように謙也が聞くと千歳はふっと笑って振り返る
何故か周りがキラキラしている気がするのは気のせいなのだろうか
「お父さんのマネ」
「キリッというなや!」
「しかもドヤ顔…」
「おおお!俺もトト○探しに――!」
「いかんでええからな」
千歳の首根っこを捕まえて大人しく座らせる白石を横目でちらりとみて財前は何事もなかったかのように携帯に視線を戻す
一見我関せずといった様子の彼だが携帯の画面には彼の某呟きサイトが表示されており、最新の呟きは
『俺の先輩何を思ったんかトト○探しに行こうとしとる』
だった
もちろんその呟きの反響は大きかったがそれは財前以外知る由もなかった
「ネコ○ス…っ!!俺も一緒に!」
「落ち着きや」
「財前!携帯いじってないで止めるの手伝えや!」
「…(ネコ○スまで探しに行こうとしとる…と」
こんなやり取りはもちろんトト○が終わるまで続くのだった
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