僕は大きめの注射器を手に取った。
中には生ぬるいローションが詰まっている。
温度調節までしてあるなんて、改めてテツは本当に出来た使用人だと思う。
「な、んだよ、それ……。」
「ささやかな優しさです。」
少量を胸にかけてやる。
液体はぬらぬらと光ながら、櫂の肌を伝った。
「お注射しますよ。なんてね。」
「やめっ……!」
言い終わらないうちに注射器の先をアナルに射し込む。
「痛くないでしょう?」
ゆっくりと液体を流し込んでいく。
まったく害はない量なのだが、櫂には夥しく見えるのかもしれない。
鎖を鳴らし、意味のない抵抗を見せた。
「やめろっ!!抜けよ!!」
みるみるうちに注射器の中身が減っていく。
「あっという間に呑み込んでしまいましたね。」
「ぅっ……。は、ぁ……。」
注射器を抜けば、アナルがきゅっと締まり、液体が漏れるのを塞き止めていた。
これで抵抗しているつもりなのだろうか。
僕には煽っているようにしか見えなかった。
両手で尻を割り開くようにアナルを横へ伸ばしてみる。
「や、出っ……!」
窄み続けることが難しくなったアナルは僅かに開き、その隙間からローションが伝う。
「あーあ。こんなに漏らしちゃって。」
「っ、変態っ……!」
「どっちが変態ですか。こんなに勃起させておきながら……。」
つん、とぺニスを弾いてやる。
するとアナルからは、ごぷ、と多目の液体が流れ出てきた。
「ひっ……。やだっ、やだぁっ!!」
残りの液体もつられるようにして溢れてくる。
床には若干濁った水溜まりができた。
「櫂は高校生になってもお漏らしするんですねぇ。」
「違っ……!」
その目にはうっすらと涙が溜まっていた。
我慢しないで泣いてしまえばいいのに。
「どうです?態度を改める気にはなりましたか?」
「誰が……!」
はいわかりました、だなんて櫂が言うはずない。
だが、それが更なる躾をする理由になる。
抵抗が逆手に取られるなんて、本当にいじめたくなるくらい可愛い。
「……まだ躾が必要なようですね。」
今度はアナルパールを使うことにした。
玉は全部で10個ほどだ。
500円玉くらいの大きさから1個目が始まり、最後にはゴルフボールくらいになるように徐々に大きくなっている。
それを見た櫂は、また鎖を鳴らしながら喚く。
「そんなに嬉しいですか?」
煽ればまた一層喚く。
楽しくてしかたがない。
僕は早速、小さい1個目の玉をアナルへあてがった。
ローションのおかげで十分すぎるくらいに濡れているそこには、つぷり、と意図も簡単に入ってしまう。
2個目、3個目と進めると、櫂は身を固くしながら耐えることに必死になっていた。
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