夢小説を創る基本的な流れ
創作過程の簡単な流れは

「こんな佐久早が見たいな〜、このキャラのこんなお話読みたいな〜」という妄想が生まれる→脳内でイメージが湧く

ここから2パターンに分かれます

A)脳内のイメージで簡単な起承転結の点が出来上がる…この状態であればお話が書けると判断。すぐにプロットを組み立てます
B)脳内イメージでもうまく纏められない、ただこのワンシーンだけは書きたい…お話にはならないと判断。プロットではなくネタメモへ殴り書きしておきます

Bの場合は、のちのちどこかで文字化できる可能性を秘めているので一度寝かせます。思い出した時にプロットが立てられそうなら組み立てますし、出来なさそうならまた寝かします。それでも書きたいという場合はお友達に相談しつつプロット化することもあります。

Aの続き。
脳内映像で大体の起承転結ができていれば(どこか欠けていることもありますが大まかな流れがなんとなくできていれば)プロット組み立てに取り掛かる。その際に文体や大まかな世界観設定も決まってくる→タイトルを決める→文字化する

という感じです。
私の場合、脳内劇場できちんと上映できていない、もしくはプロットがないと上手いこと着地できないことが多いです。または創作にとてつもなく時間がかかります。出来るだけ速く、そしてたくさんの妄想を文字化するためにもプロットなどの下準備は必須になってきます。
Bもヒマになった時に見返したりしてます。そこから生まれた話もいくつかあったり、あ、これ書こうと思ってたんだったと思いだしたりするので。。
なので保存されているメモには何種類かあります。

@お話そのもののメモ。本文(原文)
Aネタメモ
Bプロットメモ
C世界観設定メモ
D各月タスクメモ

多分Dが一番ナニソレ??って感じだと思うので説明すると……
私は月ごとに「今月はこれを書きたい、これを書き切る」というリストを作ってます。そこから週割り、日割りして自分にタスクを課してます。もちろんリアルと体調が優先です。でも趣味も並行でたくさん楽しみたいので趣味だけに時間を費やす一日を設けたりすることもよくあります。あ、もちろん予定通りにいかないことの方が多いんですけどw意志弱ですしwそういう時は「まーいっか!!」って思って次の月に回したりしてます。
趣味なのにそんなガチでやってんの!?ってキモがられると思うんですけどw、好きなことだからガチでやるんです!!と力強く言葉返します!笑 他にも楽しいことはたくさんありますが、創作というのも一つの趣味ですし、推しへの愛をお話として昇華することが楽しいので手抜きはしたくないな〜と思ってます。これが私の推し方です◎


プロットについて
プロットに悩む方って結構いらっしゃるそうなのですが私はあんまり悩んだことがないなあというのが正直なところです。もちろんお話の進め方に悩む、という意味ではプロットに行き詰ることはありますが、それも数少ないかなと思います。

●そもそもプロットとは?
お話の筋書き、と私は捉えています。どう進めていくかを書いたものになるんですが、事細かに書くか、大雑把に書くかは人によります。私は後者です。ただこれがないとお話が書き上がらないので私にとってプロットは地図みたいなものです。宝を目指すための地図を持って夢の海へと出航する感じですね!笑

●プロットには何を書いてるの?
様々です。ただ一文あらずじっぽいものを書いただけのものもありますし、起承転結を大雑把に書いているものもあります。そこにプラスしてセリフや地の文があったりもします。
ただ必ずと言っていいほど一番最初に明記しているのは【このお話の核となるものは何か/何を伝えたいのか/どんな場面を書きたいのか】です。
例えば最近書いた角名の短編『花火の散り際』は【後輩マネと角名、夏合宿に花火、憧れの角名と夏がしたい】を軸としてメモに書き残しています。そこから先のプロットは脳内に思い浮かぶ映像を気持ちの昂るまま書き散らしていきます。イメージとしてあったものを文字で書き起こすと、自然と考えやアイディア、お話の状況なんかが整理されていくんですよね。そうでなくてもただひたすら書き殴るだけでもいいんですけど、きっと不明確な点ですとか矛盾点などもこの時点で浮かび上がってくると思います。私の場合はそうです。特に中・長編プロットで顕著です。
また文字化して自分の中の物をアウトプットしていくと、こうしたらもっと面白いかもしれないというアイディアが湧いてくることもすごく多いです。みなみかぜなんかはそうでした。骨組みはあるんですが、ただふたりの恋物語をなぞるだけではつまらない、もっと他のキャラを絡ませたり、こんなエピソードを肉付けしていったら絶対楽しい!!がいくつも生まれて多数のオリキャラ、多数の日常エピソードが出てきました。
加えて文体もプロット時に決めてしまいます。夢主視点か、お相手視点か、それとも第三者視点か。どれだったらお話に面白味や深みが出るのか、また書きやすいのかで相応しいものを選んでいく感じです。
大まかな世界観や5W1Hなどの設定もこの時に書き殴るか、自分の頭の中で明確にしておきます。脳内イメージがしっかりある時は書かないことの方が多いです。

●どうやって書くの?
正直適当、気持ちの昂るまま書き殴ってます、としか答えられないです笑 脳内で溢れたもののメモ書きのような感じなので、一心不乱に書いていることの方が多いのでどう書いてるの?と言われても言語化できなくて……w
中・長編のプロットは話数によって書き方変わるかなとは思います。中編だと1話から最終話まで書き切ってしまうし、長編だと章ごとに考えるかなと。
オタバレを例とすると……
1話 角名に隠れオタしてたのがバレる
2話 平穏な学校生活の中で速報見られる、予想外に褒められる
3話 イベ帰りに偶然会う、ちょっと距離近付く(連絡先交換
4話 告白まがいなことされる
5話 告白の返事する、くっつく、終わり
みたいな感じでまずはざっくり進め方を決めちゃいます。
ここから各話の内容プロットを深掘りします。
長編も同様ですが、先に書きたいシーンがある場合はそれだけ先にプロットたててしまいます。そこに行き着くように前のお話を肉付けしていく感じです。みなみかぜを例にすると、出会い方と春高でジャージ受け取るところ、だけが一番最初に出来上がったプロットでした。その間の再会や日常エピソードやインハイ、最終章は後から肉付けしたものになります。再会や日常エピソードはどうやったら話が面白くなるか、一番書きたい春高編へつなげるには??をひたすら考え続けて思いついたものをメモ、時系列に順序立ててプロット製作、整理した感じです。一番苦労したのはインハイですね。極に結果が書かれていないので(烏野が伊達工に負けて全国行けなかった為)、そのあたりをどうぼかしていくかに頭悩ませました。その結果生まれたのが当て馬モブちゃんと夢主ちゃんの怪我です。上手くいってよかったなーと今でも思います笑

プロットは大まかな進行、骨組みだけ決めてから肉付けしていくのが一番うまくいくし、楽しいなと個人的には思います。アイディアが止まらないので思いのままに書き殴るのがいいかなと。
もしもうまくいかなかったら一度指を止めて何度も読み直してみたり、時間置いてみたりすればいいんじゃないかなと思います◎

●中、長編の伏線回収やキーワード、キーアイテムの管理について
これしっかり管理されてる方もいるんでしょうが、私はあんまり明記はしてなかったです。ただ書く前に全てイメージが出来上がっていることが多いので、頭の片隅には置いてあります。下記進めながら上手いこと織り込んだり、思い付きで入れてみたりしてます。伏線もここで言わせておいてあとで回収させよーっとくらいのノリですね。ただし回収させるためのお話イメージが明確にあります。
私はよくお話の中で昔言ったセリフを文中に持ってくる、ということをやるんですが、これは書いている最中にちょうどいいじゃん引っ張ってこよーっとってやってることが多いです。だから伏線回収?という程のものでもないですね……伏線にもなってないというか笑 過去のお話は便利なアイテムくらいに捉えてます笑


文書の書き方
これもどう書いてる、とかはあんまりないんですが、強いて言うなら脳内にあるイメージ映像をなぞっている、という感覚で書いてます。
先述通りで脳内で映像化されたものを文字化するという流れなので、いざ文章を書く、となったら脳内劇場でひたすら映画/ドラマを流す、あるいは漫画のページを捲りそこに出てきたシーンを爆速タイピングで打ち込んでいってます。ほとんど真顔でただただ指が動いてるので他の人からみたらマジで怖いんだろうなーと思いますwそんなことしてるから親指負傷したりするんですよね……バカすぎる……w
私はお話の始め方で一番悩むので、脳内で1カメ/2カメ/3カメ……みたいな感じで、多角的にお話を捉えて、その中からどこからなら書けそうか、面白そうか決めて書いてます。夢主のセリフから始めるか、状況描写から始めるか、心情から始めるか。脳内にあるカメラのピントが合ったところがベストな書き出し部分と思ってます。これ多分言葉にしても伝わらなさそうなんですけど、本当にそんな感じで書いてますw
あとはひたすら書く→見直す→書く→見直すを繰り返すことが多いです。もしくは勢いに乗っていれば書き切る→見直す、ですがほとんどが前者です。だから人より時間かかってるな、という自覚はあります。もう少し筆が早くなりたいですね……


インプットしてるもの
創作活動をアウトプットと捉えた時に、インプット作業は何かということですが。
・読書→語彙力を増やす/プロの表現・構成を学ぶ/装丁を見る
・ドラマ、映画鑑賞→ストーリー構成を学ぶ/インスピレーション
・絵画鑑賞→インスピレーション/脳内映像の参考(場面の切り取り方)
・漫画(主に恋愛系とR18)→客観的に見たキャラの表情をどう表現するか/R18なら体位の見え方、描写の仕方と男の心理/インスピレーション
・その他コラムやニュース→インスピレーション
・AV鑑賞→体位の見え方、描写の仕方
・旅行→旅先での風景刻んであんな感じの雲、とか思い出すのにちょうどいいです。今目の前にある風景をどう描写するかとか考えちゃいます

このあたりをやってます。いえ、やってました笑 最近サボりがちなので……w基本的にどれも自分の好きなことではあるんですけど(R18漫画読むことも、AV見ることも!笑 普通に読むし見ますね笑)、これって創作につながるなーって思ったら見方が変わりました。特に読書。これは書き手の方ならわかると思うんですけれど、ただ読むだけにおさまらなくなりましたね……本当に……。あ、この隠喩かっこよすぎる!とか表現力えッッッぐ……とか原稿用紙の使い方とか。見ちゃうんですよね……!!もちろんその中でもお話楽しんでるんですけど……同時並行でいろんなこと考えながら読んでます。ある種現代文の授業みたいな感じです笑 
だから唯一この人のは読める、という佐久早夢の御本拝読した後の感想とかもかなり事細かにお伝えしてしまうことになっちゃったりしてすごい文量多めで……笑 はずかしいです……笑


モチベーションの保ち方
これもあんまり意識していないです。書けない時は書けないし、書きたくない時は書きたくないんだろうし。書くと決めてたのに書かなかった日は次の日起きた時の後悔がハンパないのでw、ストレスになる前に書いちゃいます笑 ここは趣味なので、全力は懸けるけど、ゆるく構える姿勢は忘れないようにしてます。
中・長編のモチベも結局は書きたい!!!という一心なので、それが燃え上がらない時は書かなきゃいいし、燃え上がった時にたくさん書けばいいのかなと思います。
みなみかぜの時は何度も心折れかけましたがその度に「他の夢書きは完結させている人もいるんだぞ?お前はいいのか??最推しのお話なのに???いいのか????」「今辞めたらどうなるか考えてみて〜〜〜、ほら後悔する未来しかないじゃん、手止めたら勿体ないよ!!」「お前の中にある推しはお前が書かない限りこの世に存在しない」「続き一番知りたいの私じゃないですか??」「書けるかな……じゃねぇ、書くんだよ」などなど自問自答してましたwお風呂入ってる時とお風呂上りが一番効きましたね、なぜか笑 なんでだろ笑
これ繰り返すたびに「絶対書き切ってやる……私が書く……!!!私の為に!!!!!」って思ってましたね、、、w限界夢書き……佐久早に激重感情しか持ち合わせていない……w


まとめ的なもの
こんな感じで振り返ってみましたが、結構感覚的なところでやってるんだなーて思います。
ただプロットができ上がるイコール絶対にお話になるし描き切れる、という証拠?にもなるし自信にもなるので私の場合はプロットあった方がいいなと思いますね。あとは物語に深みが出る気がします。たぶん笑

もしも夢小説書いてみたいけど……と足踏みしている方がいらしたら参考程度にはなるかも?
夢なんて書き切ったら勝ちですからね!楽しんでなんぼ。
色々再確認というか、自分はどうなのか、を顧みる良い機会でした。創作の話は何回しても楽しいですね〜またどこかでやりたい。

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