※ヒロインと日本が腐ってます(BL表現あり)
「名前さん、ちょっとそこに座りなさい」
「え、なんですか。わたし夏休みの宿題に追い込まれてるんですけど」
「…座りなさい、と言っているのがわかりませんか?」
「ご、ごめんなさい」
「さて、私が何故怒っているかわかりますか?」
「検討もつきません!」
「………昨日あなたの部屋の掃除をしていたら、棚の奥からこんなものが出てきました」
「あ、それは夏コミの戦利品!」
「何が戦利品ですか!英日本なんて買って!日英本なら見て見ぬフリもしてあげられましたが…これは見逃せません。私への裏切り行為に値しますよ!」
「だ、だって…今わたし英日がきてるんですー!」
「あれだけ王道の独伊をすすめておいたのに…。どこで育て方を間違ったのでしょうか」
「日受けだって王道です!」
「私は攻められるより攻めたい派です!しかもなんですかこれ、よく見たらR18じゃないですか!あなたまだ17歳でしょう」
「萌えに年は関係ありません!」
「関係があるからR指定がつくのです!17歳なら17歳らしく健全なものを読みなさい」
「うう…わかりました。これからはR指定のないものを買います」
「日受けも駄目ですよ」
「そこは譲れません!」
「私も譲りません。とりあえずこの本は没収します。私が責任を持って保管しておきましょう。他にはないでしょうね?さらに見つけたら他の本まで全部没収しますよ」
「………あとは、米日と希日があります」
「持ってきなさい」
「うわああああん!」
「ほら、年頃の女の子がそんな豪快に泣くんじゃありませんよ。私の夏コミの戦利品読ませてあげますから」
「うっ、い、嫌です…!日本さん、米英ばっかり買ってたじゃないですか!認めません!わたしの中でイギリスさんは攻めなんです!」
「あのツンデレに攻められる筈がありません。彼は受けです」
「へたれでド変態でたまに鬼畜な攻めです!」
「…まさかこんなことであなたと言い争いになるとは」
「わたし日本さんにはとても感謝しています。でも、これだけは譲れません!」
「………では、英受けに納得が行くまで今夜は寝かせませんよ」
「望むところです。明日の朝には一緒に英攻めを語っていることでしょう!」
決着つかない。