主な世界は冥界、現代、異世界の三つに分けられ、それぞれに長と呼ばれる代表的な存在が君臨する。
三すくみの関係で干渉により影響を及ぼす可能性はあるが、常時は触れずにいる。そして、世界が分かれていることを知るのは一部の例外を除き、長のみである。
これらの世界は作品の舞台は、必ずいずれかの世界に分類されるが、時代や場所が異なっていることがある。



■現代
『篠原』と呼ばれる。長は雪柳→影詠、土地神に近しい存在。
いわゆる現代社会で、魔法が一切存在しない。科学や文明は平成の世と差異はない。
人々は無自覚だが、異形の者と背中合わせで暮らしている。
中には前世の記憶を持っていたり、異形の彼らを認識できる者もいるがあくまで少数である。
元は草木も生えない不毛な地であったが、今では豊かな山や海に囲まれた地方都市として名高い。


■冥界
『冥界』と呼ばれる。長はメリーベル・コキュートス、過去と現代では異なる姿である。
かつては別な存在がいたが、今は死神が統治している。ブラック企業として一部では有名。
身体から抜け落ちた魂が集う場所。その性質からか、他の二つの世界と関わりが強く、同時に干渉に最も弱い。世界が分かれていることを唯一知っている。
咎人が集結すると真しやかに囁かれている。


■異世界
『クロンカイト』と呼ばれる。長は花詠（カリン・ノースウエスト）、先見の力を持つ。
剣と魔法と不条理の世界。全ての住民は個々に差はあるが、必ず魔法の適性がある。
『魔』と呼ばれる人々の負の感情が集まった塊がはびこっている。
場所によって文明の進み具合が異なるのが特徴。

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