×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

デフォ名は『三宅ユウ』ですが殆ど三宅呼びです。一応サッカー部の選手だけど球技が遺伝子レベルで出来なくてのちのマネージャー的な設定。


1. 無印一期の話

「やっほ〜!」
「おっ三宅やっと来た!」
「みんなお前のこと待ってたんだぞ〜」

我が弱小サッカー部を言葉のままに体現しているようなオンボロな部室の扉を開けるとそこのにはいつもと変わらない景色が広がっていた。部室の真ん中に机をくっ付けて身を寄せ合った我がサッカー部部員たちはユニフォームこそ纏っているものの椅子に腰を下ろして各々手に持ったゲーム機に夢中になっている。

「ふっ...待ってたって俺のこれか?」

そんなみんなの姿を特に気に留めず俺もみんなと同じゲーム機をカバンからふっふっふと得意げに取り出してみんなに見せると途端にみんなの目が輝く。

「三宅様!!是非キャラクターをトレードして下さいませ!」
「三宅様!!」

半田の言葉を皮切りに三宅様と連呼しだしたみんなに鼻を高くし机に近づくと「ささっ三宅様!」と席を立った半田が座っていた椅子に腰を下ろしてカセットを起動させると一斉にみんなが集まってくる。

「うわ〜!まじで三宅さんガゼリ菌ゲットしてる!」
「ほんとだ!バトル何回だった?」
「聞いて驚け驚異の三連続だ。しかも仲間になるのランダムだから何回挑んだことか....」

画面の中にズラッと並ぶのは体内菌たちで今俺を含めみんなを夢中にしているゲームは巷の少年の間で大流行している“驚異の体内菌〜ブリザード〜”というゲームである。自分が仲間にした菌の中から11体選んでグループを組み相手の菌グループ11体と戦うRPGゲームだ。因みに驚異の体内菌の裏ボスはガゼリ菌と言ってこれがまた強力だけど仲間にする事も可で俺はこのガゼリ菌を一足早く手に入れてみんなからヒーロー扱いを受けていると言う訳だ。ここまで読んで驚異の侵◯者〜ブリザード〜のガ◯ルが出て来たそこの君、お願いだから訴えるのはやめてほしい、全国の少年たちを泣かすのはお互い本望じゃないだろう。

「三連続耐え忍ぶレベルに上げるまでもしんどいにその上何度もトライするなんて...」
「三宅お前暇人かよ。」
「半田はトレード無しな。」
「嘘ですよ三宅様〜!肩の揉ませていただきますね〜!」
「苦しゅうない。」
「三宅のガゼリ菌と俺のビフィズス菌交換しようぜ。」
「は?染岡お前なめてんの?ビフィズス菌とか超初期キャラの雑魚ステータスじゃんか、他をあたりな。」
「雷雷軒のラーメン餃子セットも付けるぜ。」
「染岡王子様よりビフィズス菌いただきましたー!!思いを込めてビフィズスコォォォールッッッ!!」
「お前はホストか。」
「染岡さんズルイでやんす〜!三宅さん俺もインフルエンザ菌と交換お願いするでやんす!」
「インフルエンザ菌....!栗松それ今月のコ◯コ◯コミック購入者特典のやつだろ!金欠で今月買えないから助かるわ〜」

その後も三宅!三宅さん!と交換を望む声が後を絶たない。数学の小テストの勉強捨ててゲームに打ち込んだ甲斐があったぜ。因み言うまでもなく再テストに引っかかった辛い。

「おーい!みんな練習するぞ!!」

群がるみんなに順番でガゼリ菌を配布していたその時だった。バーン!と豪快に部室のドアを開けたのは我らがサッカー部キャプテン円堂守である。ゴールキーパーのユニフォームを纏ってサッカーボールを脇に抱え目を輝かせる彼の姿は本来あるべきサッカー部員の姿だろうがこの学校のサッカー部ではどうしても異様に映ってしまう。

「ごめんな円堂これが終わったらな!」
「お前たち昨日もそのゲームしてたじゃないか〜!...仕方ない!とりあえず三宅行くぞ!」
「へっ?なんで俺だけ名指し??」
「三宅未だに基礎も出来てないからな!行くぞ!!」

さあ着替えて着替えて!といつのまにか俺のユニフォームを手にした円堂によって学ランを剥がされユニフォームを着せられる。「そんな乱暴にやめてっ...!」と色気0の胸板を隠して訴えるけど円堂の手が止まるはずなく他の奴らも三宅なんてゲーム機の付属品に過ぎないと言った感じで着々とトレードを進めている。この薄情者共めっ....!!お前たちのゲーム機のタッチペン全部隠すからな!地味に困るやつするからな!と睨んだ後ふと視線を泳がす円堂の後ろにいたらしい秋が両手で目隠してる。見苦しい姿を見せてほんとごめんな秋。

「さあ行くぞー!!」

そうこうしてるうちに頭からつま先までサッカー部になった俺は円堂に引きずられる。あはは、と少し呆れながらも楽しそうな秋が円堂の後に続きあっと言う間に練習が十分にできるとは言い難い学校内の粗末な空きスペースに到着した。今日もグラウンドは使えないらしい。


「さあ三宅!サッカーやろうぜ!」

『サッカーやろうぜ!』、俺をサッカー部に誘ったあの日と変わらないセリフを満面の笑みを浮かべながら言った円堂は相変わらず眩しい。眩しすぎる太陽ボーイ。

「はあ....わかったわかった。」

円堂のその言葉には催眠効果でもあるのかどうしても叶わなくて俺は渋々円堂の練習に付き合うことにした。


ーーーーーーーーーーーーー

「今日も散々だったな....」

練習を終え学校を出て大きな溜息を吐きながら一人土手道を歩く。あの後円堂とサッカーの練習をしたけど相変わらずドリブルしようと蹴ったボールは謎のスピンがついて変な方向に曲がったり蹴った力加減のせいで遠くに行ったりリフティングをしようとしたら明後日の方向に飛んで行ったり散々な結果だった。まじで俺はボール達から見たら親の仇だと思われ憎まれているのか昔から球技が全く駄目でこの前のスポーツテストのボール投げで記録が男子で最下位は愚か女子と競っても下の方に行くくらいの記録を叩き出してクラスメイトに大笑いされたがこれは毎度のことで一年から同じクラスの人間からはボールを持つたびに「三宅プロの豪速楽しみだな〜」といじられる始末である。そして例に漏れずサッカーでもそのヤバさが遺憾なく発揮されてて未だにドリブルすらまともに出来ない。
そんな俺でも円堂は「めげたらダメだ!練習の分だけ実力はついてくる!」と励ましてくれるけど入部した頃と今の俺のサッカーの能力は全くと言っていいほど変わってない。


(なんだかなぁ....)

頑張り続けても全然変わらない自分に嫌気がさすし励ましてくれる円堂の姿を見るのだって最近しんどいななんて思ってしまう。サッカー自体は嫌いじゃないし寧ろ円堂に感化されて好きだけどプレイヤーとしては一生機能しない気がするからこのまま続けて意味あんのかなって練習をする度に思ってしまう。


「あっ!ボール!!」
「おにいちゃーん!ボール取ってー!!」

そんなモヤモヤと色々考え込んでいる俺の前に正に悩みの種であるサッカーボールがコロコロと転がってきて声がした土手道の坂の下を見てみると子供3人がこっちを見ている。

そんな子供たちから視線を逸らしてボールに向き合う。全くこのタイミングで普通転がってくるかサッカーボールのアホバカこんにゃろっ!と悪態を吐きながらもモヤモヤした気持ちをボールを蹴って吹き飛ばそうとボールを手に取り坂の始まるスレスレの所に起きボールを蹴った...

......はずだった。


「へっ....?」

どうやら蹴り上げる足の位置が高すぎたみたいでボールのボディを蹴るはずだった右足がボールの表面を滑り宙を蹴った勢いで身体がバランスを崩してボールと共に身体が坂を滑り落ちる。

「うわぁぁぁぁああああ!!!」

ズルズルズルと滑り落ちる身体は子供たちがいるフラットな地に到達してからやっと止まり土埃に咳をしながら埃を払った視界の先に見えたズボンは土や草で汚れていて身体のあちこちがズキズキと痛む。......ひでぇよサッカーボール、確かにアホバカこんにゃろっ!は言い過ぎたと思うけどこりゃねえよ.....てかこんな学ラン汚したらお母さんにめちゃくちゃ怒られるじゃん無理死ぬ明日体操服で登校しなさいって怒鳴られる......。

「ぼくたちボールだけでよかったのにおにいちゃんまで飛んで来てびっくりだよ!」
「ほんとほんと!飛んでくるのはボールだけでよかったのにびっくりしたぁ〜。」
「うんうん驚かせたお兄ちゃんが悪かったけど一番驚いてるの間違いなくお兄ちゃんだからね。」

腕にもついた土や草を払いながら子供たちのなかなか辛辣なセリフに引き攣った笑みを浮かべながら返していると残りの1人が俺と一緒に落ちたボールを自分で拾って戻ってきてボールを両手に持ってペコリと頭を下げた。

「おにいちゃんありがとう!ダサかったけど助かったよ!」
「ありがとうね!これからはすべっちゃめっだよ!」
「ありがとうおにいちゃん!特に雨の日はすべりやすいから気をつけてね!」
「うんうん!こっちこそ心配してくれてありがとうな!」

ありがとうの言葉と共にちょっと耳を疑う言葉があったとは言え俺の身を案じてくれた子供たちに敬意を込めてぴっと手を揃えてデコに添えて所謂敬礼のポーズをとって去って行く姿を見送る。そしてその背中が消えた頃にさて俺もそろそろ行くかと立ち上がるために右足に力を入れた。


「いっ....!!」

けれど途端に身体の彼方此方の痛みとは比にならない痛みが足首に走って立ち上がることは叶わなわずズボンを捲ると足首が赤く腫れ上がっている。.......やらかした。

「はぁ...なんなんだよ.....」

なにが練習の分実力がつくだ円堂の馬鹿野郎....もう遺伝子レベルでダメな俺は何やってもダメなんだよ。未だにボールすらまともに蹴れないなんて俺ってなんなんだろうと情けなさと悔しさで腫れた足首を見つめる目に涙が滲む。やばいわ俺今ここでピチピチのユニフォーム纏った宇宙擬きに紫みを帯びた飛来物の欠片を与えられたら受け取っちゃうかもしれない。闇落ちしてハイソルジャー目指しちゃうかもしれない。エイリア石とかエイリア石とかエイリア石とかの力使って校舎破壊しちゃうかも知れない。もしそうなったら冬海の机から優先的にぶっ壊してやる....。


「....大丈夫か。」

ぐすんと涙を滲ませながら下らないことを考えていると後ろから声がし、振り返ると白髪でツンツンした特徴的な髪型をした男が立っていた。年は俺と同じくらい....だろうか?ちょっと老けて見えるなと思っているとツンツンくんは俺と同じ視界までしゃがんで自身の肩を俺の脇の下に通して担いでくれた。

「ゆっくり立ち上がれ。」
「あっはい...。」

無愛想だけど俺が身体の痛さで上手く力が入らないのを分かっているのかしっかりした力で腕と身体を掴んでくれるツンツンくんのお陰で見事立ち上がることが出来た次の瞬間足元が浮いて何事かと思えばすぐ目の前にはツンツンくんの後頭部があって所謂おんぶされていた。

「ちょっ...!そんなおんぶしてくれなくても歩けます!」
「さっき立ち上がろうとした時立ち上がれなかっただろ。」
「見られてたかぁ.....」

一体いつから見られていたんだろうと考えると恥ずかしくて顔から火が出そうで顔が熱くなる。そうやって俺が俯いて恥ずかしさに悶えている俺を何も言わずに担ぐツンツンくんに「着いたぞ。」と声を掛けられて顔を上げるといつのまにか病院に到着していた。

「受付まで送るから後は自分で診てもらえるな?」
「はい。すみません何から何まで....。」
「....別に大したことはしてない。」

その後人におぶられながら受付をするという人生で今後あるかないかの経験をした俺を待合のベンチに座らせたあとツンツンくんは颯爽と去って行った。去っていく背中に「ありがとうございます!」と言うと振り返らずに手だけ挙げてその背中は自動ドアの先に消えて行った。あっ...今度お礼したいのに連絡先どころか名前まで聞きそびれちゃったな...。

「三宅ユウさん診察室へ行きましょう。」
「はい。」

そう言えば俺をベンチに座らせてくれた後正面を向いた時首からペンダントが見えたな...と少し色あせた銀色のスパイクの形をしたペンダントを脳裏に浮かべながら看護師さんに連れられ俺は診察室へと足を運んだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「足首打撲だって!?」
「ああ...全治まで2週間ほどかかるって...」

次の日松葉杖をついて教室に入ると一年から同じクラスで陸上部の風丸が名前の通り風のように真っ先に飛んで来た。

「全治2週間って...三宅お前一体何したんだ?」
「まあちょっと子供達を助けたというかなんというか...。」
「なんだてっきり三宅のことだからドジ踏んだんだとばかり思ってたわ。次から気を付けるんだぞ?」
「....肝に命じます。」

風丸の言う通り子供にボールを返すだけなのをドジって坂を滑り落ちたという100%自己責任で起きた事故だけどありのままを言うのが恥ずかしくて恩着せがましい言い方をしてしまい子供達には頭が上がらない。今度会ったらお兄ちゃんにダブ◯ソーダ奢らせてね少年たちよ...。

「そういえば三宅は聞いたか転校生の噂。」
「転校生?この時期にか?」
「ああ、円堂のクラスに近いうちに来るらしいぜ。」
「へえ〜。」

学期始めや休み明けならまだしもこんな中途半端な時期に来るなんて珍しいなとどんな奴が来るのか少し気になった。けれど自分のクラスの事じゃ無いしとホームルームが始まる頃にはその転校生の話については考えなくなっていて放課後になる頃にはすっかりその話を忘れてしまっていた。


まさかその転校生が俺を病院まで運んでくれたツンツンくんでそこから雷門サッカー部の伝説が再び始まることを俺は知るよしも無かった。



2. 春奈ちゃんと買い物の途中鬼道にエンカウント(会話文)

鬼道「三宅ユウお前もしかして春奈と付き合ってるのか...?」
三宅「うん。(買い物に)付き合ってるけど?」
鬼道「なっ.....!?」
春奈「みっ三宅さん!?」
三宅「ねえ音無?(買い物に)付き合ってるよね?」
春奈「えっとその三宅さん付き合ってるってそっちじゃ.....」
鬼道「やめてくれ春奈....お前の口からは聞きたく無い....」
春奈「ちょっとお兄ちゃん勘違いだってば!」
三宅「?よくわからんけど俺たちもう行っていいよね鬼道?これからも2人で寄る所あるし。」
鬼道「どこだ....どこに寄るって言うんだ?」
春奈「三宅さんちょっとだまっ....」
三宅「ちょっと(カフェとかで)休憩してから用品店に.....」
鬼道「きゅっきゅっ休憩(意味深)だと!?三宅ユウお前....!!」
春奈「三宅さんお願いなので喋らないで下さい!!!それとお兄ちゃんは変な方向に想像しないの!!!!」

この後誤解解くのに2時間かかった末買い出しに鬼道が着いてきたのは言うまでも無い。


3. 一星とすれ違い漫才(会話文)

三宅「心配すんな一星、俺はそっち側(きのこ派)の人間だからさ。」
一星「......そっち側ですって?」
三宅「うん!一星の仲間であり同志だ!(キノコ派)」
一星「...いつからですか、いつから(オリオンの使徒)なんですか。」
三宅「えっ....えっと...小学生の時から(キノコの山派)だけど....」
一星「...ちゃんと(刻印を)刻んでいますか。」
三宅「もちろん(美味しさを)胸に刻んでるぜ!」
一星「じゃあ念のため(服の中を)確認してもいいですか。」
三宅「そんな簡単に確認できるものじゃないだろ、(美味しいと思う気持ちなんて心の)中にあるもんだし...」
一星「はい?男同士なのに何言ってんですか、さあ脱いで下さい。」
三宅「え?なんで脱ぐって話になんの?俺たち今キノコっうわぁっ!?」
一星「....どこにも無いですけどどこにあるって言うんですか。」
三宅「ちょっ一星なんで急に服捲るんだよ!てか近い近い!!」
一星(ハッ....!もしかして三宅のやつ何処からかオリオンの情報を聞きつけて俺にカマをかけやがったんじゃ....!)
三宅「あのちょっと一星充くん?いい加減その服まくってる手を離し...」
一星「カマをかけるなんていい度胸してるな三宅ユウ。」
三宅「は?一体なんの...」
一星「誰の差し金か知らないが俺がオリオンの使徒である事を他のメンバーにバラしたら財団を使ってお前を消すから精々口には気をつけるんだ。」
三宅(...なんか急に壁に追い詰められるしタメ口だし雰囲気怖いしオリオンって...?)
一星「...返事をしろ三宅ユウ。」
三宅「えっと...てか俺たちってキノコの山の話をしてるんだよな?」
一星「キノコの山だと...?」
三宅「うん!俺たちが美味しさを胸に刻んでるキノコの山!」
一星(待てよ....今の三宅ユウの発言から考えるにまさか奴は最初からキノコの山の話しかしてなくて胸に刻んでる云々も刻印じゃなくて美味しさを胸に刻んでるって事だったのか...!?)
三宅「どうしたんだ一星?急に顔色が悪いぞ?」
一星「なっなっなっ何にも無いです!!それよりさっきはちょっと気が動転して無礼を働いてしまい申し訳なかったです!!あはは、僕ってばちょっと疲れてるのかな...」
三宅「.....一星、」
一星(くそっ...!流石に無理があったか...。)
三宅「......いいんだぞ無理しなくて。」
一星「へ?」
三宅「一星海外から遥々一人でやって来て知り合いがいない中気を使う場面が多くて色々疲れてるんだろ?俺の前くらいでは力抜いて全然タメでも呼び捨てでもしてくれて大丈夫だから気にすんな。」
一星「はっはあ....?(何だこの馬鹿なお人好しは)」
三宅「なあに同じキノコ派だし遠慮することはない!一応これでもマネージャーだしちゃんと支えるから頼ってくれよ!」
一星「あはは....ありがとうございます....(こんな馬鹿に乗せられた俺も大概馬鹿だったな....)」
三宅(...それにしてもオリオンって結局なんだったんだろうな...物知りな野坂にでも聞いてみるか!)

後に一星の他言するなって話をガン無視(というか突然のキャラチェンに驚いて断片的にしか聞いてない)して野坂にラ◯ンで尋ねてる現場を現行犯で西蔭に捕まって問い詰められた。編

西蔭「三宅さん貴方なんで個人的に野坂さんと連絡取ってるんですか。」
三宅「どっどうしたんだよ西蔭、顔が怖いぞ?」
西蔭「良いから答えろ。」
三宅「ちょっ答えるから睨まないで!別に俺はオリオンについて聞いただけだよ。」
西蔭「...オリオンですか。」
三宅「うん。西蔭頭いいしもしかして心当たりあったりする?」
西蔭「無いことも無いですが俺が想像しているもので合ってるのかどうか分かりかねます。」
三宅「心当たりあるのか!別に間違ってても良いから言ってくれよ〜!」
西蔭「ミニ缶型ラムネとかココアシガレット知ってます?」
三宅「知ってるも何も昔遠足の時めっちゃお世話になったやつ!特にミニ缶型ラムネは遠足でおやつ210円までの時残りの端数埋めるのにめちゃくちゃお世話になったなあ...。」
西蔭「その三宅さんがお世話になったお菓子の会社の名前がオリオンなんですよね。」
三宅「えっ?まじで?」
西蔭「はい。だからオリオンはその事では無いかなと。」
三宅「確かにあの時キノコの山の話してたしお菓子関連でオリオンの名前出したと考えることが出来るというかそうとしか考えられないな...。」
西蔭「ブツブツ何をおっしゃっているか分かりませんが参考になったのなら幸いです。」
三宅「めっちゃ参考になったというかベストアンサーだわ!ありがとな西蔭〜!てか何でそんなこと知ってたんだ?」
西蔭「...たまたま知ってただけです。」
三宅「へえ〜西蔭って物知りなんだな!」

後に野坂経由で西蔭が不良時代ココアシガレットをタバコに模して服用(?)していたことを知って目の前でココアシガレット蒸して(?)いじり倒した末西蔭にシメられた三宅。