バーナビーの前を刺激し、締め付けが弱まったところで自身を推し進める。
また締め付けが強くなったら、前を刺激する。
何度かそれを繰り返して根元まで埋め込むと、バーナビーは詰めていた息を吐き出した。

「動いていい?」

虎徹の言葉に、バーナビーは短い息をしながらコクリと頷いた。

それを合図に、虎徹は自身を埋め込んだその白く細い腰を激しく揺さぶった。

「あ、ああっ!」

バーナビーは、きつく目を閉じて反り返る。
押し上げられて、じりじりと虎徹の前方へと逃げていくバーナビーの腰を押さえて、虎徹は何度も腰を打ち付ける。

「はっ、あぁっ、…あっ!」

身体の奥に走る甘い感覚に耐え切れず、バーナビーはシーツを強く握り締めながら何度も首を振った。
虎徹はバーナビーの両足首を掴んで自分の肩に乗せると、身体の重みを使って深くまで腰を落とした。

「ぅあ…っ!」

上から思い切り熱を入れて、バーナビーに甘い声を出させる。
こうやって、辛い気持ちなんて忘れさせてしまえば良いと思う。

虎徹に強く揺さ振られるままに声を上げ、バーナビーは開いた口から唾液を流す。

「…は、あっ…あぁ…」
「バニーちゃん、大丈夫?」

突然の快感についていけていないバーナビーを気遣い、虎徹は腰の動きを弱める。
弱く、緩く揺さ振られながら、バーナビーは涙をポロポロと流していた。

「…あ、う……」
「大丈夫?」
「先輩、…先輩…」

下半身を繋げたままベッドに横たわっているバーナビーが、腕を伸ばして虎徹の肩に縋り付く。
上半身を倒して、虎徹がバーナビーの方に引き寄せられるような形の体勢になった。

虎徹の首に腕を回し、肩口に顔を寄せたバーナビーが、熱を燈したままの艶やかな震える声で虎徹に言った。

「……先輩、」
「ん?」
「独りに、しないで下さい」


涙の止まらないバーナビーに首にしがみつかれたまま告げられた虎徹は、バーナビーの身体を強く抱きしめた。

「しねぇよ、だから安心しろ」
「……は、い…」

ぐずぐずとしているバーナビーに、再び腰を打ち付ける。

「んっ、…あ…っ」

虎徹はバーナビーの細い腰を抱き寄せると、緩やかに揺さ振る。

「わかるだろ?ここにいる」

バーナビーは、しゃくり上げるように何度も息を吸い込み、赤く染まった頬に幾筋もの涙を流しながら、ゆるゆると頷いた。
そんな素直な反応に、虎徹は食らい付くようにバーナビーの唇を奪う。
もっと、と言わんばかりに吸い付いてくるバーナビーの唇を開かせ、舌を差し入れ、唾液の音を鳴らしながら絡み付ける。
何度も舌を絡ませ、バーナビーはその度に繋がった部分を締め付ける。
上下から一緒に来る甘やかな感覚を、夢中で追い続けた。

唇を離し、虎徹はバーナビーの両膝を掴んで開かせた。
自身の肉棒をくびれまで引き抜き、それを上から思い切り突き入れる。

「あぁっ!」

その強い刺激に、バーナビーは嬌声を漏らした。


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