入ってきた男達に、舐めるように身体を凝視される。
視線に耐えられずに思わず閉じてしまった脚を、後ろから上司の男に広げられた。

一回何$だの、時間に制限は無いだのと聞きたくも無い事務的なやり取りが耳に入ってくる。
しばらく、開脚させられたままでその会話を聞いていると、中心核の男が身体に太股が割り込んでくる。
お世辞にも滑らかとは言えない感触の太股がバーナビーのそれに直接触れ、バーナビーは身悶える。

硬い親指で後孔をぐにぐにと撫で回される。
その刺激だけで、バーナビーのそれは熱を貯める。

声も無く、ひたすら息を荒くしてその感触に耐えるバーナビーの後孔を、不意に指が犯し始めた。
突然の体内を刺激され、バーナビーはソファーの上で身体を捩る。

「…ぁっ」

腕が縛られているせいで物理的に抵抗が出来ないのだが、精神的にも抵抗は許されない。
ここで稼がないと、相棒が解雇されてしまう。

バーナビーは、誰よりも近くで虎徹を見ている。
だから、彼はヒーローでなければならないと、一番良くわかっていた。


体内を遠慮なく掻き回され、緩みきった後孔から指を抜いた男は、既に身体中の力が抜けているバーナビーに微笑みかけた。

「さあ、始めようか」

充分慣らされたバーナビーの後孔に、男は自分のそれを宛がった。
これから訪れるであろう刺激への恐怖に、バーナビーは身震いした。

「ぁ…、…ぃ、嫌…」

ゆっくりとそれを挿入される間、バーナビーは男達に身体を凝視されていた。
いきなり突き上げられ、刔られ、自身の熱いそれも扱き上げられる。

容赦なく身体の奥から快感を呼び起こされ、バーナビーの意識は混乱していく。

男達の良いように動かれて苦痛しか感じないその行為にも、少しずつ快楽を得始めた己の身体に、バーナビーは嫌悪感を抱いた。

「ひ…っ、あ、ああ…っ」
「……」

膨れ上がった男の熱に刺し貫かれて、バーナビーは狂ったように声を上げ続ける。
淫猥に乱れるバーナビーに対し、男はそんな彼を黙ったまま犯し続けた。

「ぅ……ああ…、ん…」
「そろそろイくか?」

その声を機に、行為が一段と激しさを増す。
ギリギリまで熱を抜き、その一瞬の後、根本まで突き刺す。
そんな律動に、身動きの取れないバーナビーはただひたすら身悶えた。

「ん…あぁ…っ、ああああ…」

叫びのような嬌声を上げて、バーナビーは己の腹部に白濁を撒き散らした。
その直後に自分も達した男は、バーナビーの体内から肉棒を抜き出すと、周りの男達に声を掛ける。

「彼はまだ足りなさそうだから、お前達も気持ち良くしてあげなさい」
「……っ」

勝手な事を言うと、中心核の男は周りの男達にバーナビーの身体を委ねる。


[ 3/4 ]

[*prev] [next#]

[目次]
[しおりを挟む]
51


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -