「ぁ…っ、」
低く、良く響く声で囁かれ、バーナビーの頭の中がさらに混沌としていく。
羞恥心からか快楽からか、先程まで自分自身で行為をしていた時よりもずっと身体が熱い。
「、先輩…、離して下さい…っ」
「なんで?」
羞恥心から顔を歪めたバーナビーに加虐心を煽られた虎徹が、意地悪をする。
バーナビーは、真っ白になっていく頭をシーツに擦り付けるようにして首を振った。
「せん、ぱい…っ」
「なんで離して欲しいのか言ってくれたら離してやるよ」
「…っ、それ、は…、ぁああっ」
芯のあるバーナビーのそれを離さないままに、虎徹は彼の後孔に指を差し入れた。
触れるだけで身体中に電流が走るような感覚がするその一点をぐりぐりと執拗に弄られ、バーナビーは目を見開く。
「…ぁ、あ、やめ…、も、おかしくなる…っ」
「なんで、離して欲しいの?」
達せないまま弱い所を刺激され、バーナビーが答えた。
「…っ、イきたい、から、です…っ」
その答えに、虎徹はふっと頬を緩めると、あっさりと後孔から指を抜き、熱いそれからも手を離した。
「イけよ」
「…っ」
与えられていた刺激が無くなり、バーナビーは虎徹を見上げる。
「イかないのか?」
「……っ」
虎徹は、バーナビーがどうして欲しいのかわかっていた。
それでいて彼の口から求めさせようとする自分が、なんだか悪魔のように思えた。
「…先輩、」
「ん?」
言いたい事が言えないまま、バーナビーは開きかけた口をまたぎゅっと閉じる。
そんなバーナビーの熱いそれを、虎徹は戯れに軽く触れた。
「っあ」
緩く緩く刺激を与える。達するには程遠い弱さの刺激に、バーナビーは身悶えた。
「…は、ぅ…」
「どうして欲しいの?」
口をぎゅっと閉じて、何も言わないバーナビーの後孔に、虎徹は再び指を差し入れた。
差し入れられたまま、全く動く気配の無い指と、緩い刺激を与え続ける手。
「どうして、欲しい?」
「……っ、」
暫く続いた悪戯に、バーナビーがついに折れた。
「イかせて、下さい…っ」
「…どうやって?」
「…僕の、中に、…先輩の、を、いれて、…ぐちゃぐちゃにして下さい…っ」
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最後のバニーの台詞提供ありがとうございました…ッ