「ちょっ…何するんですか!やめて下さい…!」
虎徹が押さえ付けているせいで満足に動かせない腕と、虎徹の体重に邪魔されて身動きの制限された脚を、必死に動かして抵抗してくるバーナビーに接吻をする。
「……んっ、…んん…」
首を振って抵抗するバーナビーの唇に舌を差し込み相手の舌に絡ませると、これまた慣れていないのかバーナビーは怖ず怖ずと舌を引っ込ませる。
濃厚な接吻に意識を取らせて、虎徹はその間に片手で相手の両手を抑えておきながら、バーナビーの股間に片手を伸ばす。
「…………んん!」
未だに唇を離さず、そのままバーナビーのまだ柔らかいそれを手で扱く。
満足に息をさせていないせいか、組み敷く男は少し苦しそうに鼻で喘いだ。
虎徹はバーナビーから唇を離すと、顔を真上から覗き込む。
「バニー、気持ち良いか?」
「……やっ……なんか、変…っ」
「気持ち良いだろ?ほら、汁が垂れ始めてる」
未知の感覚に、ほとんど抵抗しなくなったバーナビーの両手を離してやり、虎徹は両手で熱を持ちはじめたバーナビーのそれを強く緩く扱いた。
「…オジ、サン…っ、……離し…、…ぁあっ」
未知の感覚が快感に変わり始めているのか、バーナビーは上手く言葉を紡ぐ事も困難なくらいに喘ぎ始めた。
「あ、ぁあ、…あああっ」
「…バニーちゃんが余りにも可愛いからオジサンも勃っちゃったよ」
「…ぁあ…、…た…っ…?」
勃った、の言葉に一瞬不可解な顔をしたが、すぐに意味を理解したらしいバーナビーの視線が虎徹の股間に動く。
虎徹は、バーナビーを扱く手は休めずに、自分のズボンから自身を取り出した。
「擦っちゃおうか」
「…え…、……ぁ…あっ」
虎徹は、2人の肉棒を一緒に握り、縦に横に激しく擦った。
「や、…あ、あ、ぁあっ、」
押し付けて、擦りつけて、さすって、二つの熱を一つにする。
己の足が邪魔で上手く合わせることが出来ず、虎徹は片足でバーナビーの片足を跨ぐ。
眉尻が落ちて、目が潤んで、瞼が甘く伏せられて、少しだけ鼻孔が開いて、薄く開かれた唇が細かに戦慄いている。
唇の端が零れた唾液に濡れていて、彼の普段の佇まいとは対極にある、弛み切った淫蕩な表情。
ソファーの上に乱れた髪が、一筋だけ唇の辺りに挟まっていた。
「あ、あ、……んぅ、熱…っ」
開かれた太股を汗が伝う。
限界が近そうなバーナビーの様子に、虎徹はさらに激しく扱き始める。
触って確かめたバーナビーの弱点である裏筋と、己の裏筋を合わせるように、縦に強く扱く。
「あぁっ…あっ、も、…」
「もうイくか?」
少し余裕の無い顔で軽く笑った虎徹は、お互いの先端と先端を強く押し付ける。
「あ、…ぁあああっ!」
「……くっ…」
とろ、とした白濁が、バーナビーの腹を汚す。
蕩けきった様子の相棒に、虎徹はまたすぐに扱く動きを再開させた。
虎徹がバーナビーに、今の行為は一体何なのかを真剣な眼差しで問われるまで、あと数十分。