チュンチュンと小鳥のさえずりが耳に響
 く。そっと瞼を開けば毎日のように目が
 覚めると隣にいた亜麻色の髪の恋人のせ
 いでもう癖になってしまったのか片腕が
 真横に伸びていた。
 襖から覗く一本の朝日の光が昨日までは
 愛しい寝顔があって今日も変わらずにあ
 る筈のそこに注がれていた。





 朝日は知らしめる。
 「きみがいない」ということを。












 100810 修正
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