前方にターゲットを発見しました。
直ちに捕獲します。

『要くーん!』
「―――っ///」

捕獲完了です。

「お前…いきなり抱きつくなって、何度言ったらわかんだよ!!」

ひとりでヒーローごっこをしていただけなのに、要くんに怒られてしまいました。

『いいじゃん、別にー。減るもんじゃないんだし』
「よくねーよ」

ここは一時、弱そうに見せかける作戦に移ります。

『うわーん。要くんがいじめるー』

そして、横目で味方に助けを求めます。

「要くんひっどーい」
「要くんが女の子泣かせたー」
「要くんありえなーい」
「要くんの鬼ー」
「まぬけー、バカー、変態ー」
「うっせーよ、バカ。変態とか関係ねーだろ」
「春も何か言ってやりなよ」
「えっと…」
「愛しの名前がいじめられてんだよ?」
「い、愛しのって…///」
「えー、春ちゃんそうだったの?俺、全然気づかなかったよー」

いつの間にか仲間割れが始まってしまった模様。

「え、違っ…」
「違うの?」
「あのっ、その…」
「わかりやすいなー、春ちゃんは」

仲間を救出に向かいます。

『もー、春ちゃんいじめちゃダメー』
「名前ちゃん」
『大丈夫?』
「はい、大丈夫です」
『よかった』
「ありがとうございます」

お礼には及びません。
だって、ヒーローは…。

『大好きな人を守るのが、ヒーローのつとめですから』
「…っ///」


小さなヒーロー
「そのセリフの方が、よっぽど春にダメージ与えてると思うんだけど」
「本人無自覚なんだから、しょうがないよ」
「うぅ…。春ちゃん…頑張れ」
「さっさとくっつけよ、あいつら」



春ちゃん好きすぎて書いてしまった。
君僕。はアニメしか見てないんで、あんまりキャラ掴めてんのかわかりませんが←2828して貰えたら嬉しいです。
ほんま、春ちゃんの可愛さは罪ですよね。
いつも敬語の春ちゃんがタメ口やったらとか思うと、もう1コ書けそうですw
閲覧ありがとうございました。

2012.2.2



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