「あ、ああの…ずっと好きでした。もし今お付き合いされている人が居なかったら……お願いします。返事はいつでもいいので…失礼します!!」

呆気にとられてる春ちゃんを見て、何も言えなかった。
私たちが下校しかけてた時に声をかけてきた彼女は、本当に凄いと思う。
でも、なんでか心が痛くて苦しくて…。


その日から私は春ちゃんを避けるようになってしまった。


コネクト


どうしたのでしょう。
最近名前ちゃんの元気がありません。
ずっと一緒にお昼も食べていないし、帰っていないし…。
少し寂しいです。

『あ、名前ちゃ…』

僕を見るなり名前ちゃんは踵を返して、逃げようとする。
でも今日は逃がしません。

『名前ちゃん』
「なんで追いかけてくるのよ」
『じゃあ、どうして避けるんですか?』

急に立ち止まり、僕の方へと振り返る。
そして何かを言おうとして、今度は背を向ける。
その姿がなぜだか愛らしくて、つい笑ってしまった。
名前ちゃんは、それにびっくりしたのかまた振り返る。

「何がおかしいのさ」

不服そうに頬を膨らませる名前ちゃん。
そんなところも可愛いです。

『どうして避けるんですか?寂しいじゃないですか』
「寂しいって…。だって……、だって、春ちゃんこないだの子と付き合うんでしょ?」
『え?』
「え?」
『あの子にはお付き合いできませんって伝えました』
「なんで?可愛い子だったじゃん」
『お付き合いして欲しかったですか?』

今日の僕はちょっと意地悪です。
寂しかった分、いいですよね?

「嫌…」
『聞こえないです』
「…嫌だー!!」
『はい。僕も名前ちゃんが誰かとお付き合いするのは嫌です』
「へ?」
『そろそろ帰りましょうか。みんなも待ってますよ』

そう言って手を引く僕は、かっこよく見えてますか?
名前ちゃん。


―――繋いだ手から伝わる好きな気持ち。



いやー。
春ちゃん久しぶりw
ほんまキャラ崩壊もいいとこですねorz
だってだってだってー、アニメで春ちゃんが告白されて寂しかったんですもん。
メリーには悪いけど、春ちゃんはあげません←
閲覧ありがとうございました☆

2012.7.21



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -