「なぁ、名前」

いつものように金兄の部屋でごろごろしてたら、急に声をかけられる。

『何?』
「そろそろ、俺んこと金兄て呼ぶん止めへん?」

いきなしなんやねんな。
理由が気になったから、聞いてみることにした。

『何で?』
「廉造のことは呼び捨てやん」
『そら、同い年やしな』
「せやから、俺んことも…」

いやいや、せやからの意味がわからん。
金兄は年上やんか。

『今更無理やわ。もうなれてしもた』
「頼むわ」

そない頼むようなことかいな。

『別に金兄でよくない?なんであかんの?』
「金兄ゆうてたら、いつまで経っても1人の男として見てくれんやん」
『え…』

今、なんとおっしゃいました?

「――!?///今のなしや。忘れろ」
『そんなん…』

無理に決まってるやん。
だって、あたしは…。

「絶対忘れろよ。いいな?」
『嫌』
「…じゃあ、金兄止めてくれよ」
『嫌や』
「なんでなん?別に…」
『恥ずいねん!!』
「…え?」

え?ちゃうわ。
ほんま…。

『呼び捨てにすんの恥ずいねん!そんくらい気ぃ付け、あほ』
「それって…」

こんだけゆうてもわからんか。

『そうゆうこっちゃ///』
「名前っ」

金兄に抱きつかれる。

『ちょっ…何すん…///』
「名前、好きや」

そんなん前から知っとるわ。

『ほんま…あほ金造』


照れ隠し
これからは、呼べるように努力します。



ちとツンデレっぽい主人公w
いつも金兄に調子狂わされてそうな感じしますね←
コメで金兄誉めて貰ったんで、これからも調子乗ってうpしていきます☆

2011.11.20



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