「はぁ…」

さっきから隣でずっと廉造がため息ばっかついてる。

「はぁ…」

そろそろ鬱陶しいねんけど。

「はぁ…」
『さっきから何やねん』

さすがに我慢できんくなって、声をかける。

「俺ってなー…ウザいん?」
『は?何を今更』
「やっぱウザいんや…」

なんやこいつ。
いつもやったらつっこんでくんのに。

『そない傷つかんとってや。冗談やんか』
「だって、金兄にも言われたし」
『いやいや、金兄の言うことなんか8割方信じられんし』
「でもなぁ…」

うじうじうじうじめんどくさいなぁ。

『あぁー、もう!ウザいって』

さすがの廉造もあたしの言葉に傷ついた様子。
でも、気にしません。
だって…。

『あたしは、廉造と一緒に居って楽しいんやから、それでえぇやん』
「名前…」
『あたしが好きなだけやったら物足りん?』
「あほ…。そんな訳ないやろ」
『ほな、金兄に言われたことなんか気にすんな』

これで元気なるかな。

「…てか、お前俺んこと好きなん?」
『はい?』
「だって、今さっき…」
『ちゃう。ちゃうから』
「何がちゃうん?」
『さっき言うたのは、一緒に居るんがってこと!』
「それとこれと何がちゃうんさ」
『う、うっさいねん///』

さっきの元気のなさはどこいってん。
てか、だんだん廉造が近づいてきとるんですけど。

『廉造近い…///』
「照れんのとか反則やろ。このまま襲ってえぇか?」

こいつは何を言うとんのや。

『調子乗んな、アホ』
「名前好きやで」
『…っ///』
「あかん、もう我慢できひん…」

廉造に押し倒される。

『ぎゃーーー』

部屋中にわたしの悲鳴が、響き渡るのだった。


元気の源
あんたが元気ないと、あたしまで調子狂うやろ。



やらかした3人目ですw
そろそろみなさんに見捨てられそうで、内心びくびくしとります。
名前ちゃんの金兄の言うことなんか8割方信じられんしって言葉は、だいぶえげつないですねw
金兄ごめんよー。
また、いろいろうpしますんで、見捨てず通ってやってください。

2011.11.18



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