『ダイビングアターック』

廉造に向かって突撃する。

「痛っ…何すんねん!」

あたしが突撃したとこをさすりながら言う。

『その名の通り、ダイビングアタックやんか』
「ダッサイ名前やな」

余計なお世話やー。
今さっきてきとーに考えただけやっちゅーの。

『廉造のジャンピングキックよりはましや』
「なんやて?」

廉造の眉がピクリと動く。
怒る前におどけとこ。

『何もないわ、アホ』
「アホ言うな」

あたしがべーっと舌を出すと、廉造がそう言って笑う。

『…元気出た?』

恐る恐る尋ねてみる。

「え?」

急な質問に驚きを隠せない様子。

『廉造、元気なかったやろ?』
「気づいとったんか」

当たり前や。
ずっと見とるんやから。

『どないしたん?』
「大したことちゃうし、心配せんでもえぇ」

そっとあたしの頭をぽんっと叩いた。

『ほんま?』
「ほんま」

廉造のほんまはあんま信じられんから、もう1回聞く。

『ほんまのほんま?』
「ほんまやって。変なもん食うて、腹痛かっただけや。もう大丈夫。ほれ、見てみ」

廉造は元気に動き回ってみせてくる。
多分違うんやろーけど…言いたなさそうやし、それ以上問い詰めることは止めといた。

『何かあったら、ちゃんと言うてや?』
「わかった、わかった。おーきにな」


悩みの種
お前が好きすぎて辛いだけや…。



変換機能意味なしw
全く名前呼んでませんねorz.
廉造が元気なかったんは、ただの恋煩いってやつですな。
可愛いなぁって思って貰えたなら、満足です。

2011.11.21



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