You and I
鏡を割ったのに、涙は止まらなかった
そこに居る君は誰？
涙で前が見えない
君はぎゅっと僕の手を握る
―――もう君は独りじゃないよ。だから、大丈夫
記憶の奥にあった君の温もり
心が君で満たされていく
ぽかぽかと温かい気持ちになって、自然と涙が止まった
落ち着いた僕はやっと気づいたんだ
僕の手を握る君の手が震えていることに
きっと君は独りで僕を探してくれたんだろう
本当は怖くてしかたなかったはずなのに
こんな弱い僕の為に
ちょっと自分が情けない
今度は僕の番
君の力になりたい
君の笑った顔が見たい
守りたいと心から思った
続き→
2012.3.4
|