You and I


目が覚めた
周りには何もないし、誰もいない
あるのは鏡だけ
一体ここはどこなんだろう
そして僕は誰?
なぜここに僕はいるのだろう
答えなんか見つからない


急に不安になってきた
独りで抱え込んだ、持ちきれない不安に押しつぶされそうで、歩くこともできない
ふいにこぼれ落ちた一粒の涙
鏡に映る僕
僕は鏡の中の僕に聞いた
どうして泣いているの?


うっすらと頭の奥にある記憶
顔も名前も覚えていない君の温もり
そんなものを覚えているから辛いんだ
だから、僕は目の前の心を映す鏡を割った



続き→

2012.3.4



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -