Sweet lie
人気があることは事実 人気がある分周りから妬まれることも、また事実である 君は友達に心配されると、いつも笑って気にしてないからと言う 君はみんなが思っている以上に強くないこと 無理して頑張ってること 俺は知ってる だから、そんな君を見てるのが‥‥辛い
ある日のこと 先生に呼び出されていた俺は、遅くまでこき使われ残らされていた やっと先生から解放されて、教室に荷物を取りに行く まだ教室には明かりがついていて、そこには君の姿があった 君は俺に気がつくと笑顔でおつかれと言ってくれた 若干赤くなった目で俺を見ながら あえて俺はそれに触れない
『何してんの?』 「久しぶりに一緒に帰ろうかなあって」 『ずっと待ってたの?』 「うん」 『別に今日じゃなくてもよかったんじゃん?』 「暇だったからいいの」
今度は君が俺に嘘をつく―――
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2012.3.4
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