『やーくーもー』
「また、君か……」
『反応薄っ』
「急に抱きつくなと何度言ったらわかるんだ」
『だって、八雲のこと好きなんだもん』
「それとこれとは話が別…」
『じゃない。好きな人に触れたいって思うのは、いけないことなの?』
「それは…」
『わたしのこと、年下の子としか思ってないことくらい知ってるけどさ…。わたしだって……っ…』
「君は僕の気持ちを、全然わかっていない」
『き、急に抱きつくなって言っておいて、急に抱きつかないでよ///』
「本気で嫌なら、あれくらい僕にだってよけられる。そんなことくらい安易だ」
『え……。それって…』
「今頃気がついたのか。鈍感もここまでくると尊敬に値するな」
『ちゃんと言ってくれないと、かわんない…///』
「わかっているから、そんなに顔が赤いんじゃないのか?」
『赤くないもん』
「はぁ…。1度しか言わないからな」
『うん』
「名前、君のことが好きだ。愛している」
「八雲大好きっ」
『あぁ……』



2012.1.8



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