『こんばんはー。お邪魔しまーす』
「お、名前や。名前ー」
『…この部屋、めっちゃ酒臭い』
「そーかー?」
『どんだけ飲んどんの!酒強ないくせに』
「おれはつよいぞー」
『もうベロベロやんか、ほんま』
「なー、名前。そないなとこすわってんと、こっちきてーなー」
『嫌やわ、酒臭いし』
「金造、ずっと名前来るん待っとったみたいやったで」
『柔兄、一緒に飲んどんやったら、金造止めとってや』
「すまん、すまん。気ぃついたらあんなんなっとったんや」
『しっかりしてーや』
「堪忍な」
「なに、じゅーにーとばっかしゃべっとんねん。おまえはおれのおんなやぞ」
『酔いすぎや、あほ』
「はよこっちきて」
『何で?』
「…なんできてくれんの?そないおれのこときらいなん?」
『返事なっとらんし。はいはい、行きます。行かせてもらいますよ』
「ひひっ」
『なんや、その笑い方。気色悪い』
「名前ー」
『酒臭いのに抱きつくな』
「おれさみしかってんで。いつもよかおそかったし」
『後ろから言われると、こしょばいんやけど』
「名前はおれのもんってあかし、つけといたろ……っ…」
『ひゃっ///』
「名前…。愛してんで…zZ」
『ちょっ、ちょっ、倒れる……いっ…。柔兄助けっ…』
「俺そろそろ寝るわ。ゆっくりしていきや」
『…柔兄も酔っとったんやな、はは。…はぁ、しゃーない、今日はこのまま寝るか…』



2011.11.30



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