『うぅ…っ……』 「お前、何泣いてんだよ」 『課題の…』 「課題できねぇのか?」 『うぅん…。……はぁ、よし、大丈夫』 「ひとりで解決すんな。説明しろ!!」 『大したことじゃないんだけど…』 「いいから」 『課題の評論文に感動して…』 「…は?」 『だから、大したことじゃないって言ったじゃん』 「心配して損した」 『心配してくれてたんだ』 「アタリマエだろっ。お前は俺のか、彼女なんだから」 『そうだっけ?』 「なっ…」 『冗談だよ、冗談。翔は可愛いなぁ』 「可愛いって言うなー!」 『ははは』 「ばか、なでんなっ」 『わたしになでられるの、そんなに嫌なんだ…。そっか…』 「ち、違っ…。別にそういう意味じゃ…」 『うん。知ってるよ』 「あぁーーーもう!!お前って奴は…。ちょっと年上だからって」 『そんなわたしに惚れたのは誰だっけ?』 「…俺様だよ!バカヤロー///」 『可愛いすぎる。…好きだよ、翔』 「―――っ///」 2011.11.21 |