今日は…今日こそは絶対わたしから…。
いつも那月くんがほっぺにしてくれるように…。

「ニックネーム」
『ひゃっ///』

そんなことを考えていると、後ろから抱きつかれてびくっとする。

「今日は良いお天気ですし、お外で練習しましょう♪」

楽しそうに言う那月くんに手を引かれ、森の中へ向かう。
わたしと那月くんがお気に入りの場所へ。


「小鳥さん、こんにちは」

那月くんは森の動物さんたちとすごく仲良し。
いつもここに来たらお話ししてる。
言葉は通じてないと思う…。
多分…。
わたしも那月くんの横に並んで小鳥さんたちに挨拶をする。
すると一匹の小鳥がわたしに寄ってきて、頬にキスをした。
キスというか、つっつかれたというか…。

「小鳥さんでも、それはダメですよぉ。ニックネームは僕のなんですから」

そう言って、わたしの頬にキスをする。

『―っ///』
「はは、ニックネーム真っ赤です。あなたは本当に可愛いですね」

は、恥ずかしい…。
何度されても慣れるものではないみたい…。
で、でも、今日こそは…って決めたんだ。
だから、わたしは那月くんの頬にキスをしようと試みる…が、しかし…んーー…はぁ。
…身長が届かない。
そんなところまで考えていなかったよ。

「どうしたんですか?」

頑張って背伸びをしていたわたしを不思議に思ったのか、首を傾げられてしまった。
うぅ…。
聞かないでください…。

『な、那月くん。こっち来て』

那月くんを引っ張って、近くにあった切り株の横に立たせる。
我ながらいいことを思いついたと思う。
急いでその切り株に乗って、那月くんの頬にちゅっとキスをした。

『いつも那月くんがしてくれるから…///』

…慣れないことはするべきじゃないな。
恥ずかしすぎて死にそう。

「…ニックネーム…」
『うわっ///』

急にふわっと抱きかかえられる。
那月くん、嬉しそう。

「ニックネーム。大好きですよぉ」
『うん///』


身長差
「またしてくださいね」



なっちゃん甘いw
甘い系か切ない系しか思いつかん←
ということで、なっちゃん初夢でした。
なっちャんの台詞回し、意外と難しい…。



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