よしっ、朝ご飯つくるぞー。
隣で寝ている翔くんを起こさないようにそっとベッドを抜け出す。
いつもお仕事大変だから、オフの今日くらいゆっくりさせてあげなきゃ。
翔くんは優しいから、きっと今日もお出かけを予定してるんだろうけど…。
たまにはお家でまったりもいいよね。
翔くん、怒るかな…?
そんなことを思いながら、私はキッチンに向かった。


数十分後、朝食作りもラストスパートにさしかかった時。
寝室のドアが、がちゃり、と開いた。

『おはよう』
「………」

いつもなら、おぅ、と元気に返事してくれるんだけど、今日はなぜか反応がない。

『翔…くん?』
「………」

名前を呼んでも無言。
起こさなかったこと、怒ってるのかな…。
ドキドキしながら翔くんを見ていると、ふらふらっと歩み寄ってくる。
え、え、そんなにご立腹ですか?
気が気でない私をよそに、翔くんは私を後ろから抱きしめる。

『し、し、し、翔くん?!』
「………」
『怒ってるなら、ごめんね。たまにはお家でって思って…』

必死に弁解してみるも、意味はなく…。
よく耳を傾けてみると、後ろからは気持ちよさそうな寝息が聞こえる。

『…寝てる?』
「んー…名前……」

ふふっ、驚かさないでよ。
翔くんったら、もう…。
翔くんに気を使いながら、作ったものを冷蔵庫に直す。
だって、どれだけ力をいれても全然離れないんだもん。
翔くんが起きるまで待つしかないよね?

「好きだぜ…」

私も大好きだよ、翔くん。


夢現
「ふあぁ、よく寝た…ってもうこんな時間!?」
『んー…、翔くんおはよう』
「おはよう…じゃねーよ。今日はせっかくのオフだったのに」
『そんな顔しないで?』
「でもよ…」
『私は翔くんと一緒に居られるだけで幸せだよ』
「…ばかやろう」



ははは…。
gdgdにも程があるね。
書かへんと、元々ない文章力がえげつなくなるなorz
忙しいけど、ちょくちょく書こう…。

2012.4.10




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