さっきからずっと譜面とにらめっこしている名前。
良いアイデアが思いつかねーらしい。
俺はというと…名前の横に腰を下ろし、漫画を読んでいる。
初めは名前の書く譜面を見ていたけど、さすがに飽きてしまった。

『ほんと、音楽バカだよな』

構って欲しさに、皮肉っぽく言ってみる。

「ありがとう」
『ほめてねぇよ。ばーか。…おりゃ』
「ぎゃふっ…。何するのさ」

しれっと流されたので、名前の横腹をつつくと反応を示した。

「翔のせいで集中途切れたじゃん」

よっしゃ、と心の中でガッツポーズ。
これで構って貰えると喜んだのもつかの間。
名前はベッドに入っていく。

『名前?』
「お昼寝しようかと…」
『は?』
「翔、何してるの?一緒に寝ないの?」

まさかのお誘い。
こいつ、意味わかってて言ってんのかな…。
いや、わかってる訳ねぇな。
どうしようかとためらっていると、名前が寂しそうな顔をする。

『あ〜、もうっ!そんな顔すんなっ!!わかったよ』

そう言って、名前の横に寝転ぶ。
このまま襲ってしまいたいという衝動を抑えながら、名前の頭をなでる。
すると、名前はもぞもぞと近づいてきて俺の胸に顔をうずめる。
かわいすぎるだろ…。

『名前』

そう呼び、こっちを向いた名前に口づける。
キスくらい…いいよな?
唇を離すと、名前は少し恥ずかしそうに笑う。
理性が飛びそうになるのを抑えながら、名前を確かめるように何度も何度も唇を重ねる。

「…んふっ……」

名前から甘い吐息が漏れる。
そんな声出すなよ、ばか。

「しょ…う…」

名前を呼ばれたので、キスをするのを止める。

「そんなにちゅーされたら寝れないよ///」

名前はそう言い、眠いせいか、とろんとした瞳でふにゃっと笑った。


お昼寝
この後ちゃんと昼寝したんだから、元気だよな?
今夜は長くなりそうだから、覚悟しとけよ。



甘い…甘いよ、翔ちゃん。
ご無沙汰してました。
たまには翔ちゃんに攻めて貰いましたw
MUSICの翔ちゃんのおまけが甘いやつがあって、悶えてるこの頃です♪

2011.12.21




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