『バレンタインなんやしさー、なんか気の利いたことできんのかね。君たち』
「いきなし呼びつけといて、一言目がそれかいな」
「アホらし。柔兄、廉造帰ろーや」
「バレンタインなんかー。忘れとったわ」
『柔兄は貰う専門やもんな』
「そうそう、貰えへん俺らには関係のない話や」
「毎年貰えへん俺らが、なんで誰かの為になんかせなあかんのや」
「まーまー、そないなことゆわんと」
「その柔兄の上からっぽいとこが腹立つわー」
「せやせや、自分貰えるからって」
「………」
『ちょっ、お前ら待ちぃ!はい、そこに正座。早よする』
「なんで俺らが…」
「俺ら悪ないやんけ…」
「………」
『黙れ。えぇか、よぉ聞きや?あんたらがこーやって存在できんのは誰のおかげや?』
「そら、これ書いとるお前やろ」
『お前ゆうなし。ま、あってるけどちゃうんやなー。これが』
「ほな、誰や?」
『柔兄、ちょっとくらい考えーや』
「読者…?」
『おぉー、正解や。金兄珍しく冴えとるな』
「読者か!」
「今、俺がゆうたやん」
「…読者か!」
『柔兄まで乗らんでえぇわ。ほんでやな、いつも読んでくださってる方々にお礼せなあかんやろ?バレンタインっつーいい機会やし。ま、そうゆうこっちゃ』
「どうゆうことやねん」
『細かいこと気にしてたら嫌われんぞ、廉造』
「しゃーない、やるしかないんやろ?」
『おん』
「具体的に何すればえぇのや?」
『誰が1番甘い言葉で読者様をきゅんとさせられるか対決や』
「は?」
「頭おかしいんか?」
「頭おかしいんは元からや」
『フォローなってませんよ、柔兄。読者様に選んで貰って1位やった人は…なんか考えとく。つーことでスタート』
「ほんまむちゃぶり」


@金造
いきなしあんなことゆわれて、それもなんでか1番目やし、なんも思いついとらんのやけど許してな?
頑張るさかい、俺選んでくれると嬉しいわ。

…コホン。
……あかん、照れてまう。
これ、思っとったより恥ずかしいわ。
…俺も男や。
よしっ。

俺、お前のこと好きや。
ほんまめっちゃ好き。
笑った顔も、怒った顔も、泣いた顔も…。
全部全部好きなんや。
せやから、ずっと俺のそばにおってくれ。
ずっと俺のことだけ見とってくれへんか?
……愛してんで。

………ああああぁぁぁぁ///
もうギブ///


A廉造
なぁ、俺のこと好き?
好きなんやったら、ちゃんと好きってゆうてや。
知ってるくせに聞くなって?
嫌や、知らんもん。
ゆうてくれやなわからん。
お前に好きゆうて欲しいのや。
俺はお前のこと好きやで。
もう、お前しか見えとらんもん。
嘘ちゃうで。
せやから、キスしてもえぇか?

………はぁ///
こんだけ頑張って誰も選んでくれんかったら泣くで、ほんま…。


B柔造
いきなしそんなことゆわれてもなー。
気前えぇことはゆわれへんけど、堪忍な。
こうゆうん苦手やさかい…。
俺はただ、お前のことが好きなだけなんや。
俺のこと好きやゆうてくれる、お前が好きなだけなんやけどな。
ほんまにお前かいらしーて…、一緒に居るだけで心臓早よ動くし、なんでか急に身体熱なるし大変なんやで。
そんなん知らんかったやろ?
ははは、どんだけ鈍いねんな。
せやし、今度はお前のことドキドキさせたるさかい覚悟しときや。

気ぃついたら語ってもうてたな。
聞いてくれておおきに。
ついでに投票してくれると助かる。


『みんな意外とやるやんか』
「ほんまみんな頼むで」
「絶対1位取りたいわ」
「俺は選んでくれる人が居るだけで、十分幸せやけどなー」
『そうゆうことなんで、お手数ですが下から投票お願いします』



※結果発表は現在の拍手からいけます。


2012.2.14


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