『今日はトキヤから、クリスマスプレゼントがあります!はい、拍手ー』 「…は?初耳ですが」 『言うてないもん』 「あなたはバカですか?…いえ、バカでしたね」 『なっ…。そんなことよりも、とっととこれに着替えてくる。第2スタジオで待ってるから』 「まさか…。というより、なぜ第2スタジオが使えるのですか?」 『細かいことは気にすんな。さっさと行った、行った』 「本当に人使いの荒い人ですね」 『うっさいわ、あほ』 『準備ができたみたいなので、さっそく本番入りまーす。3、2、……』 ――カチン おはやっほ〜! 全国でたった1人の僕の大切な君。 元気かにゃあ? 今日もここ、第2スタジオから元気をお届けしま〜すっ! 実は今日、君に言いたいことがあるんだ。 ちゃんと聞いててね? いつも僕を応援してくれてありがとう。 君が居てくれるから、僕も頑張れるんだよ。 僕はね、何にでも一生懸命な君のことが、大大大大大好き。 これからもよろしくね。 ――カチン 『はい、オッケー。お疲れさん』 「……これっきりですからね」 『んもー、照れちゃって、可愛いんやから』 『ここで告知です。こうやってみんなにやって欲しいことがあれば、どしどしメッセージ飛ばしてください。たいていの無茶振りは許可します』 「誰に話かけてるんですか、まったく…。帰りますよ」 『はいはい。…でわまた〜♪』 2011.12.24 |