*幸村視点
*ヤンデレ全開


『はじめまして、真田様。政宗の姉、蓮夜と申します』



あぁ、あぁ

美しく可憐で濁った眼をする彼女は蓮夜殿と申すのか

なんて美しく麗しいお方なのだろう


女子にもさくら殿にも興味はない


だが、彼女は別格だ


その眼には、さくら殿でも政宗殿でもなく、某だけを映し出してほしい

もっと、もっと見てくだされ

某は、真田幸村はここにおりまする



「私がほしいのは忍よ!こんな得体の知れない女じゃないわ!」



それに比べて、なんて下劣で醜悪で汚い女子なのだ

蓮夜殿を得体の知れない女?

それは貴様のことではないか


蓮夜殿は美しい

某が見た中で一番美しい女子だ



『さくら様の身の回りのお世話。私に一任してはもらえませんか?』



そんな女、放っておけばよろしいではないか

そんな女より、某を見てくだされ

そんな女の世話より、某の傍にいてくだされ


某は、何よりも、誰よりも蓮夜殿をお慕いしておりまする

否!お慕いなんて言葉では小さい!

愛している!


あぁ、今ここで彼女を殺し、某の物にできたら、どれだけよいだろう


彼女が欲しい。彼女が何よりも。


某の存在理由も存在表明も蓮夜殿が全て!

彼女さえいれば、某は何も欲することなどない!


あぁ、あぁ、蓮夜殿

某を、見てくだされ



某の想いは、彼女のためだけに

(そんな下劣な女子)
(某が消してしんぜよう)




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もういっそ幸村もヤンデレで
皆ヤンデレになっちゃえよ←

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