「あ、待ってよ！」
皆に振り向いてもらおうと努力する綾美ちゃん
誰にも知られず努力する人を応援する私
だから私は、努力をする彼女を応援してあげたい
そして、実らせてあげたい
「あ？うるせーな。別に仲良くもねぇんだし、待つ必要もねぇだろ」
「そうだけど………」
「必要以上に近付くな。うざい」
伊達君そりゃ可哀想だよ
だから、彼女の努力を踏み躙る伊達君が私は嫌い
「おいおい政宗そりゃ可哀想だろ」
「あ？なんだよ前田。こいつ庇うなんて好きなのか？」
「まっさか。ただ女の子には優しくしろってね」
だから、伊達君に加勢する前田君も嫌い
人の努力を踏み躙る奴は、皆嫌い
『気にしないほうがいいよ、綾ちゃん』
「あ、ありがと、霧刃ちゃん。大丈夫だよ、私」
『偉いね、綾ちゃん』
「ははっ………」
そして、
「馬鹿みたい。逆ハー狙いの女が努力して」
傍観主を自負するこの女が、一番嫌い
「まぁ、私に関係ないけど？」
『そうだね。川目ちゃんには関係ないね』
「薄色も馬鹿ね。逆ハー女に加勢しても何にもならないのに」
そうまでして逆ハーを狙うあんたを私は、
『私ね、綾ちゃんの努力を笑う川目ちゃんが世界で一番嫌い』
努力する人間を笑う奴、踏み躙る奴
みんなみんな死ねばいい
『だから私、川目ちゃんを許さない』
絶対に許さない
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特殊なので説明
夢主は傍観主が嫌い
で、皆の輪に打ち解けようと努力する子を応援
この小説では傍観主＝悪女でいいです
夢主は傍観主じゃない
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