テキスト | ナノ
両親が結婚した時は、美女と野獣と言われたらしい。父親は2メートの身長とがっちりとした体格に鋭い目、母親は物語に出てくるようなハニーブロンドと蜂蜜色の大きな瞳と整った顔立ち。俺たちは、片親の遺伝子だけを持って生まれたみたいに、両親にそっくりだった。俺は父親似てる、涼太は母親に似てる、男だが。おかげで双子なのに全く似ていない。
幼いころからずっと一緒だった。幼いころから大輝は涼太の美しさを分かっていてとても大切にしていたし、涼太も大輝の優しさに甘えた。二人の世界はそこで完結しているみたいだ。
成長してもそれは変わらなかった。一緒に入れるときは常に一緒にいた。大輝の横は涼太、涼太の横は大輝のものだった。二人とも女子に人気ではあったが、彼女と言う存在はいたことがなかった。
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