じりじりと太陽の日が照りつける夏の日、明日はもう9月だというのにそれは弱さを見せることはなかった。喉は渇き、汗は出る。
時計を確認して赤司はそれぞれ休憩を取るように指示をだし、それを聞いた部員はそれぞれ思い思いに散らばり始めた。青峰も桃井からスポーツドリンクを受け取ると、少しでも風に当たろうと窓の近くに座り込む。風通しは良かったが、日光が入り込んでいて床はほかの場所よりも暖かさを青峰は感じた。
キュッキュっとゴムと床が擦れる音がしたから、上を見れば黄瀬が笑顔で立っていた。なんも言わずに見ていたら、黄瀬は青峰の隣に腰を下ろした。
「俺がこの前誕生日だと思ったら、今度は青峰っちの誕生日ってあっという間ッスね。年取るの早すぎて嫌になるッス」
「ジジくさ」