くの玉五年の多少冷たい設定。鉢屋が極度の甘えたがり状態。
「名前。鉢屋の日だってさー」
「鉢屋の日?よかったじゃない」
「・・・・なんかないの?」
「何を期待してるの・・・」
「そ、そんなのわかってるんだろう?」
「何よ、別に何もすることないじゃない」
「・・・名前の馬鹿!」
「は?急に馬鹿って言われてもわからないんだけ「馬鹿馬鹿馬鹿ぁ!」ど・・・。
・・・何あいつ?」
カタッ
「ははは・・・。ごめんね名前」
「雷蔵じゃないの。裏で何してたの?」
「いやー、通りすがろうとしたら修羅場だったから・・・」
「三郎が何してほしいかわからないのよね・・・。雷蔵、わかる?」
「うーん。本来は自分で考えるべきなんだろうけど・・・。
もし、名前だったら自分の特別な記念日みたいな時に三郎に何してもらいたい?」
「祝ってもらいたいが・・・」
「それ以外にないの?」
「いや、別に何も・・・。
・・・あぁ、なんとなく、わかった気がする」
「よかった。もしこれで泣きついてこられたらいやだしね」
「はは・・・。ちょっと行ってくる」
「三郎、そんなとこで何してるの」
「名前には関係ないだろ!」
「泣かないでよ。・・・三郎こっち向いて」
「やだ!」
「もう、しょうがないわね」
グイ チュ
「へ!?・・・あ、あ、名前の馬鹿ぁ!」
「せっかくしてあげたのに・・・。三郎、おめでとう」
「別に嬉しくなんかないんだからね!」
「二年生みたいな反応とらないでよ。それに顔真っ赤だし・・・。
これじゃあ私が男で鉢屋が女みたいね」
「そんなわけないだろう!・・・大好き!」
「私もだよ」